group_inou
imai[TRACK]とcp[MC]からなるユニット。
唯一無二の音楽性とライブパフォーマンスで破竹の快進撃を展開中。国内外を問わず、あらゆるミュージシャンと共演し、世界規模のコンテスト"Diesel-U-Music Awards 2006"でJAPAN WINNERを獲得。"FUJI ROCK FESTIVAL"、"RISING SUN ROCK FESTIVAL"、"COUNTDOWN JAPAN"等の大型フェスに出演。これまでに4枚のフルアルバムを発表。いずれもロングセールスを続けている。
[収録曲]
01. A New World/ニューワールド
02. Where Are You?/どこにいるの
03. Finale 2015/終曲2015
04. Spark/スパーク
05. An Acoustic New World/ニューワールド・アコースティック
06. Chinese Rocks/チャイニーズ・ロックス
07. My Waltz/わたしのワルツ
08. See You Again/また会いましょう
09. 浜辺の歌
H 「そして、今回のアルバムを作っている時、もともと付き合いのあったVIDEOTAPEMUSICとたまたまイベントで一緒になったので、彼と仲がいいことを知っていたビーサンについて、「アルバムに参加してもらいたいんだけど、気難しい感じの人なの?」って訊いてみたら、「案外イケると思いますよ」って。そこでVIDEOくんに橋渡しをしてもらい、自分からもビーサンにメールで連絡を取って、データのやり取りから曲を作り上げていったんです」
― Alfred Beach Sandalからしたら、全く想定していなかった参加要請だったと思うんですけど、どう思われました?
Alfred Beach Sandal(以下、A) 「HALFBYの名前はもちろん知っていたんですけど、今回誘われるまで作品をちゃんと聴いたことはなくて、ヴォーカルで参加をお願いされたのも、僕のバンドのベーシスト、岩見さんがやってるZycosぐらいしかなくて。ただ、VIDEOくんもそうですけど、共通の知り合いはいっぱいいたし、送ってもらったトラックを聴いてみて、いい感じになりそうだなって、直感的に思ったので、参加を決めました。そうやって曲を聴いて判断したので、仮にVIDEOくんが間を取り持たなくても、引き受けたと思いますよ」
H 「一番最初に送ったのは、アルバム最後の曲「Kids」のデモなんですけど、のちにファットなドラムのブレイクビーツに差し替えたリズムボックのワンループをベースに、ピアノのメロディで展開を付けたものですね。そうしたら、「こういう曲は得意だと思います」っていう返事が返ってきたんです」
A 「Alfred Beach Sandalのライヴはバンドサウンドですけど、自分の曲作りは、どちらかというと、シンガーソングライター的な感覚というより、DJ的な感覚で取り組んでいるんですよ。だから、トラックメイカーにお願いされて、歌を乗せることは、自分にとって不自然ではないですし、「Kids」に関していえば、後からドラムの差し替えがありつつ、こちらでサビにメロディを付けたり、そういうやり取りを何度か繰り返して、最終的に完成しましたね」
A 「自分の好きな音楽が南国産のものが多かったりするので、自然とそういう音楽の影響が反映されているだけで、計算して作っているわけではないんですけどね」
H 「僕も先にハワイというテーマを設定して、このアルバムを作ったわけではなくて(笑)。今までは、瞬発力で作ったシングルに帳尻を合わせるようにアルバムを作っていたんですけど、今回はアルバムに先立つリードトラックもなく、流しっぱなしで何度も聴けるように、情報量が少ない、ゆるい感じになればいいなと思っていて。そんななか、観光旅行でハワイに行ったら、図らずして、ハワイのムードに強くインスパイアされることになったんです。その一方で、かつて、砂原良徳さんがパン・アメリカン航空の架空のノベルティ・レコードをイメージして、『PAN AM:The Sounds of the 70's』を作ったように、自分もノベルティ・レコードへの憧れがあって、特定の世界観を設定して作品を作ってみたいなと思いながら、アルバム制作中は海外のオークションサイトで、お菓子のCMソングが入っているイタリアとかドイツのレコードをよく買ったりもしていたので、制作を進めていた作品のテーマが最終的にハワイに落ち着いたんです」
― Alfred Beach Sandalの音楽も南国の音楽に触発されながら、最終的にはいい意味でストレンジなものになっています。
A 「昔は音楽を作る際に、特定の地名が頭の片隅にあったんですけど、最近はそういうプロセスを経ずに、どんどん、自分だけの王国を作る方向に行っちゃってて(笑)」
― ははは。自分だけの王国というと、映画『地獄の黙示録』みたいですね。
A 「だから、もうどうしようもないですね。アルバムのジャケットもどんどん謎な方向に向かっちゃってますからね」
H 「でも、アートワークは音についていってるんじゃない?」
A 「そう、だから、『Unknown Moments』のアートワークは気に入っているんですけど、どこが気に入ってるのかっていうと自分でもよく分からないっていう。でも、HALFBYからハワイっていう特定のワードが出てきたということは、そういう気分だったということなんでしょうけど、ハワイって面白いですか?」
H 「うん、いいところだよ。世界のリゾート地の最高峰というか、飯が美味かったり、海がきれいだったり、万人受けする良さもいっぱいあって」
A 「(夜景が映し出されているアルバムの内ジャケを眺めながら)これもハワイですか?」
H 「そう、タンタラスの丘から撮った夜景。ジャケットはキャッチーな、ポップな感じですけど、この夜景の写真はマッキー・フェアリー・バンドへのオマージュっていう(笑)。ハワイって、本土から離れてはいるけど、アメリカの一部であって、自分が憧れを抱くノスタルジックなアメリカがハワイにはいい感じのサイズ感で凝縮されていて、個人的に感じるものが多かったんだよ。ハワイ……っていうか、海外は行ったりする?」
A 「こないだ、ライヴで韓国とか台湾に行きましたけど、それ以外だと子供の頃にドイツへ行ったくらいですね」
H 「イメージとしては、トライバルな土地にリュック1個で出掛ける感じなのにね」
A 「あ、全然。そういう行動力はないですね(笑)。でも、音楽をやってる人はみんなそうだと思うんですけど、自分が予想している範疇の外に行きたいから、エキゾチックなものに憧れるんだと思うんですよね。だから、実際、旅行するかどうかっていうことより、ぶっ飛べるかどうかが重要というか、そこでハワイなり、ブラジルなり、自分がぐっとくるものがあると惹かれるんじゃないかなと」
A 「自分にとってのハワイにしても、わざわざ、ノスタルジーを探しに行ったわけじゃなく、観光旅行でふっきれた気分になりたくて出掛けて、そのことが結果的にアルバムのテーマを引き寄せたという、ただ、それだけの話なんですよ」
― 逆にいうと、ハワイに行く前は相当に煮詰まっていた、と。
H 「そうですね。一時期はもう音楽を作るのを止めようと、でも、その止め時すら分からない、みたいな(笑)」
A 「VIDEOくんから話を聞いた感じだと、アルバム完成まで結構時間かかっているんですよね?」
H 「そうそう。まぁ、でも、自分は飽きやすかったりするので、ずっと制作に没頭していたわけではなく、作業を中断して、ずっと、ガンダムを観ていたりとか(笑)。そんな感じで取り組んでいたので、今までだったら、アルバムをもう1枚出しているくらいの曲のストックがありながら、それを全部捨てて、自分と付き合いながら制作を進めていったという」
A 「僕の場合、『Unknown Moments』に関しては、バンドメンバーと意見を出し合いながら、レコーディングの限られた時間を駆け抜けていった感じなんですけど、そんななか、アルバムを出すには曲が足りない状態が続いていて、「まだ、これだけしか出来てないのか……」って思ってましたね(笑)」
H 「僕のアルバムでは「Kids」と、もう1曲「Slow Banana」でビーサンに参加してもらったんですけど、2曲目をお願いしている段階で、ビーサンのアルバムリリースが遅れますっていうアナウンスが流れてきて、「うわ、俺のせいだ!」って思ってたよ」
H 「うん、ホント、ハワイに感謝ですし、しかも、ハワイでビーサンですからね。実際、アルバム出してみて、ビーサンが歌っている曲の人気が高いんですけど、「今までにないビーサンを引き出してくれて、ありがとうございます」っていう感想もあったりして(笑)」
A 「確かに、自分では作らないし、出来ないだろうなっていう曲だったから引き受けたところは絶対にあって。アルバム自体、ハワイっていう統一したムードを維持しつつ、BPMも80から90くらいで一貫していて、意志が強い人なんだなって感じたし、音の積み方がおもちゃっぽいところが面白いなって思ったんですよね」
H 「おもちゃっぽい、ノベルティっぽい音楽ということでいえば、ネスカフェが昔出したレコードに入ってるコーヒーを注ぐ音が好きだったりして、今回、自分のアルバムでもワイキキビーチで録った波の音だったり、モンキーポッドっていう「この木なんの木、気になる木」でお馴染みの巨大な木にいる鳥の鳴き声を使ってみたり、確かにがちゃがちゃしたアルバムになっているかも」
A 「そう感じたのは、ドラムの音作りに負うところが大きいのかも。すごいファットで、ドーンとしたリズムで底を厚くするんじゃなく、もっとイージーリスニングな作りになってると思うんですよ」
― 確かに、低音より、中、高音域、リズムよりメロディを意識させる作りになっていますもんね。
H 「自分の年齢が40になった一方で、細分化されて、情報量が多くなった最新のダンスミュージックを家でも聴かないし、クラブでもかけなくなったことも影響としては大きいんじゃないかと思います。メロディに関して、今までは自分の脳内にあるメロディをエンジニアに弾いてもらって、形にしていたんですけど、今回、自分で考えたメロディをキーボードで弾いてみたり、リズム主体で曲作りをしたわけでもなかったんですよ」
A 「僕の場合、もちろん、面白いリズムが大好きではあるんですけど、そこに歌が乗るので、リズムとメロディ、言葉のリズムをいかに組み合わせるかを意識するし、自分の曲作りではフレーズの断片をループさせて、そこで歌や言葉のリズムを考えながら、むにゃむにゃ歌って、ちょっとずつ曲を広げていくんですね」
H 「そうですね。ただ、全く新しい音楽と出会ったというより、「こういう音楽を好きで聴いていた時があったなー」っていう軽いデジャヴがある感じ。そして、「こういう音楽がまた新鮮に聞かれているんだな」って思えたことが、自分もHALFBYを止めずに新作を作るきっかけにもなったし、そういう思いがあったからこそ、ビーサンや橋本くんに参加してもらったということもあります」
A 「まぁ、自分としては、シーンという捉え方ではなく、単純に今まで音楽をやってきて、友達がいなかったのに、急に友達が出来たっていう感じなんですよ。その知り合い方もお互いの音楽をリスペクトするところから始まっていて、もちろん、影響を受けている部分もあるんですけど、究極的にいえば、自分は自分っていう感覚は持っていると思うし、他の人たちと同じ感覚で音楽は出来ないだろうし」
H 「すごい通りやすい道を通らずに、ジャングルを掻き分けて進んでいってるというか(笑)」
A 「だから、たまに孤独感を感じたりもするんですけど、先が見えてる道はつまらなく感じてしまう性格だったりするので(笑)」
H 「僕もそうですもん。京都を拠点に、ヒップホップどっぷり、ダンスミュージックどっぷりではなく、ずっと中途半端な位置にずっといて。でも、何か一色に染まらないことで生まれる、他にないアイデアにこそ、自分の価値があるんだと思っていますね」
[収録曲] 全13曲
A-SIDE
01. A.L.O.H.A
02. Welcome To Old Island
03. Birdsong
04. Plate & Cola
05. Pearl Harbor
06. A.L.O.H.A 02
07. Rover
B-SIDE
01. Slow Banana feat. Alfred Beach Sandal
02. Mauna Kea Night Sky feat. Electric Sisters
03. Hula Girl
04. Sweet Kamehameha
05. Morning Glass Coffee feat. VIDEOTAPEMUSIC
06. Kids feat. Alfred Beach Sandal
2011年の『Leaders of New School』から約4年振りのアルバムとなる今作はAlfred Beach SandalやVIDEOTAPEMUSIC、橋本翼(cero)、菊池 史 (ex Hotel Mexico)が参加。箱庭的な南国世界が眩く繰り広げられるエキゾチックなサウンドスケープ。アルバムタイトルが象徴されるようにハワイがキーワードとなったアルバムに仕上がっています。
先行7インチがソールドアウトとなった"Kids"、アナログ化を望む声も多かった"Slow Banana"とAlfred Beach Sandalが作詞・ヴォーカルを担当した2曲をはじめ珠玉の13曲を収録。mascotboy(マスコットボーイ)が担当したLP仕様のアートワークも見逃せません。またアナログのみの特典として『PART TIME VOL.00』(CD-R)を封入。こちらはCD購入者への応募特典としてHALFBY自らがデータ配布を行っている「ハワイアン・アーティスト・オンリー、26曲73分のノンストップ・ミックス」をCD-R化したもの。今回新たにceroのエンジニアとしてもお馴染みの得能直也がマスタリングを担当しています。
萩原孝信と柴田健太郎の2人編成となったYOLZ IN THE SKY、3年半ぶりの新作『HOTEL』が遂に完成。Yogee New WavesやD.A.N.などを輩出しているBayon Productionとfelicityとがタッグを組んでのリリースとなる。ドラムが抜けてビートが打ち込みに変わっただけではなく、ギターの音色やフレージングに対して徹底したこだわりを見せる柴田の実験精神が爆発し、ポストパンクでもクラウトロックでもミニマルテクノでもない、異形の何かへといよいよリーチ。柴田にアルバム完成までの道のりを訊いた。
僕の京都を壊して~YOLZ IN THE SKY『HOTEL』RELEASE PARTY
■ 2015年1月31日(日) @京都・METRO
OPEN 18:00 / START 18:30
前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 +1D
LIVE : YOLZ IN THE SKY / group_inou / FLUID
チケット : チケットぴあ(P:284-164) / ローソンチケット(L:57371) / e+
info : METRO http://www.metro.ne.jp/
YOLZ IN THE SKY『HOTEL』RELEASE PARTY
■ 2015年2月4日(木) @TSUTAYA O-nest
OPEN 18:30 / START 19:00
前売 ¥2,800 ドリンク代別途 / 当日 ¥3,300 ドリンク代別途
LIVE : YOLZ IN THE SKY / skillkills / 快速東京
チケット : チケットぴあ(281-981) / ローソンチケット(74125) / e+ / O-nest店頭
info : TSUTAYA O-nest (03-3462-4420) ◆ YOLZ IN THE SKY "Making colors" (Official Music Video)
⇒ https://youtu.be/f2IX2eK6cgU
【リリース情報】
YOLZ IN THE SKY
4th album『HOTEL』
2015.12.02 on sale
BAYON-002 felicity cap-245 / ¥2,000+税
Bayon Production / felicity
[収録曲]
01. Disturbance
02. Making colors
03. Text to speach
04. Hotel
05. 23.4
06. Operation
07. Overflow
08. Sunday
09. Passivity property
どこまでもカッティングエッジな五つ星。
HOTEL "YOLZ IN THE SKY" 2015.12.9 OPEN
国内外のお客様のみならず、数多くのアーティストからも一目置かれているのがこのYOLZ IN THE SKY(ヨルズインザスカイ)。スタイリッシュな中にも徹底した実験精神を持つそのオリジナリティは他の追随を許しません。2015年12月に3年半ぶりにオープンする『HOTEL』では、純白の景色の中に個性豊かな9つのお部屋をご用意しました。無個性も美徳ともされる昨今、他に類を見ないほどの真逆のアプローチ。都会的でありながらエッジの効いた、アート性に富む空間はYOLZ IN THE SKYでしか味わうことのできない魅力となっております。ギターという楽器に魔法をかけ、あらゆる音の景色を作り出す柴田健太郎はまるでイリュージョニスト。そこに萩原孝信による異形のハイトーン・ボイスが重なり、2人のコンシェルジュによる刺激的な響きが生まれます。マスタリングはミニマル・ダブ、音響系テクノの鬼才として知られる"Pole"ことStefan Betkeが請け負い、極上のダンスフロアに相応しい作品として完成しました。モダンとコンテンポラリーを組み合わせたドイツ調の趣があるニュースタイルは、クラウトロック、人力ミニマルテクノと称されたこれまでの歴史を経て、新たな異端へと進化しています。サウンドはもとより、アートワークに至るまで一貫したコンセプトを感じとっていただけることでしょう。安らぎと静けさに包まれたプライベートな空間で味わっていただくもよし、またロマンチックな夜景の下で踊っていただくもよし、楽しみ方はお客様のご自由に。こちらのHOTELでは、どんなシチュエーションでもみなさまを極上のダンスフロアへとお誘いいたします。 【YOLZ IN THE SKY】
萩原孝信 : vocal
柴田健太郎 : guitar and more...
2003年結成。Less Than TVから1stアルバムをリリース後、Fuji Rock、SXSWなどに出没。2009年にはfelicityより2ndアルバム『IONIZATION』を2012年には3rdアルバム『DESINTEGRATION』をリリース。その後もライブ活動を中心に、多種の音楽性を吸収しながら進化を続ける。たった2人よって作り出される音世界は自由自在、無機質なビート、ロック、テクノ、ミニマル、現代音楽、クラシックなどをブラックホールのように吸収に作り出される自由に踊るための音楽。 http://yolzinthesky.net/
2015年2月にmabanuaプロデュースのデビューアルバム『WEEKEND SOUL BAND』をリリースし、各地で話題沸騰、フジロックを始めとする数多くのフェスティバル、イベントに多数出演、フロアを沸かせ続けた最高のファンクバンド、思い出野郎Aチーム。
待望の新作は、昨年リリースされた7インチ『TIME IS OVER』のカップリングでリリースされ、ライブでも必ず披露されているダンスナンバー「ミラーボールの神様」を、話題のヒップホップユニットEnjoy Music Club、極上のレゲエシンガーasuka andoとコラボした両A面7インチシングルです!iTunesではオリジナルverを含む3曲の配信も決定しています。