INTERVIEW

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日暮愛葉 「“18” aiha higurashi cherish my best 」 スペシャルインタビュー 第一回

  • 2014.02.18

日暮愛葉デビュー18周年! アイハ(18)イヤーを記念して、シーガル・スクリーミング・キス・ハー・キス・ハーがついに再始動する。LOVES.のメンバーであり、THE GIRLのプロデューサーでもある中尾憲太郎(B&Cho)をバンマスに、THE GIRLのメンバーでもあるおかもとなおこ(Dr)、蓮尾理之(Key/385 / bonanzas / THE JETZEJOHNSON)、一ノ瀬雄太(G/快速東京)、moe(Cho/Milla and the Geeks)、日暮(Vo,G)という6人編成だ。

4月16日発売のキャリア初のベスト盤『"18" aiha higurashi cherish my best』は、18年間まったくぶれない愛葉のパンク魂を浮き彫りにしているが、新生シーガルはそうした彼女の原点であり、かつ最新型である。愛葉と、中尾に訊いた。


————実はシーガルの再結成の話を最初に聞いたのは、中尾さんからなんですよ。ART-SCHOOLの10デイズ公演の最終日(2013年10月27日)の打ち上げで。ものすごく泥酔した中尾さんが「オレ愛葉さんとシーガルやるんですよ!」って何度も絶叫してて(笑)。
愛葉 「嬉しい!」
————気になったけど、それ以上突っ込んで話を聞けるような状態じゃなく(笑)。
中尾 「ご迷惑をおかけしました・・・(笑)」
————改めて再結成の経緯を訊かせてください。
愛葉 「話が出たのはけっこう前だったよね。夏ぐらい?」
中尾 「僕的にはもっと前からあったんですよ」
愛葉 「そうだよね。リハスタで偶然会ったら”シーガルやったらどうすか”って言われて」
中尾 「その時は”ええーっ、なんで?”って反応だった」
愛葉 「そうそうそうそう」
中尾 「それ以前にたまたまユーチューブで愛葉さんのソロの「Silly Girl」って曲を聞いて。これは相当にヘンな曲だな、こういう曲をどんどんやっちゃえばいいのに、とひとりで勝手に思ってたんですよ。それで愛葉さんに機会があるたび言ってたんですけど、そうしたらある日、愛葉さんの方から”シーガルの曲を弾き語りでやろうと思うんだけどどうかな”って訊かれて。いいんじゃないですか、って答えて」
愛葉 「私、バンドをやめたり休止したら、そのバンドの曲は永遠にやらないって自分で頑なに決めてるんです。でも以前からちょくちょく憲太郎に、前の曲とかやらないんですかって言われてて、それが脳裏に残ってたんですね。憲太郎とはLOVES.の前からの、もう10年ぐらいの付き合いで、THE GIRLもプロデュースしてもらってるし、ベースプレイも人となりも信頼してたし。憲太郎の言葉って残るんですよ。心と頭に響くんです」
中尾 「そうすか(照)」
愛葉 「でもシーガルの曲をやるには、まだ逡巡があって。それで憲太郎に相談したら、背中を押してくれて。自分でもそういう気持ちがあったんですよ。シーガルの曲の封印を解くなら今だなって思いが。それが憲太郎の言葉と合致して。それで東京と京都のライヴで2~3曲ずつ、シーガルの曲をやったんです。でも終わってみて、こんな風に中途半端にやるものじゃないなと思ったんですよ。日暮愛葉という基盤があって、いろんなブランチがあるとしたら、シーガルは幹に近いぐらいの太さのブランチなんですよ。自分の根っこみたいな。なのでこういう形でぬる~っとやってしまうのは、なんか違うなと思ったんです」
————ソロのメニューの中にシーガルの曲を組み込むだけじゃなく、シーガルそのものを復活させようと。
中尾 「愛葉さんの中では、そのふたつは全然違うみたいです、取り組み方が。シーガル・モードっていうのがあるっぽいす」
愛葉 「ウフフフ・・・うまく説明できないんだけど・・・自分が憧れて影響を受けてきたバンドっているでしょ。ジョニー・サンダーズとかジェイムス・チャンスとかソニック・ユースとか。いろんなバンドを聴いて、私もこういう風になれればいいなって思ってたような。でもそういうバンドのどの音源を聞くよりも、シーガル時代に遺したデモテープ・・どこからか降りてきた曲を鼻歌で歌ってるような・・を、たまに聞いたりすると、一番悔しくて」
————悔しい?
愛葉 「はい。その時自分はこれだけできてたんだなって。あたしにとって、自分の音源を聞くことが一番触発されるんです。コードも知らない、ギターも満足に弾けない、宅録の知識もない、でも感覚だけで、メロディはこうで、リズムはこうでっていうヴィジョンが明確にある。それを焼き付けたテープなりCDなりを聞くたび、なんで私は今これをやってないんだろう、今もこれと同じようなやり方でやってるのに・・・って思いが募ってくるんですよ。シーガルやめてからは憲太郎にプロデュースしてもらったり、いろんな人と共同作業でやってきたけど、シーガル時代は完全にひとりでやってたんですよね。何日も寝ないで曲作って、すべて自分で考えて。だから思い入れも強くなる。未だに再生回数が一番多いのがシーガルですよ。その時の自分に嫉妬するぐらい・・・なんか自分大好きみたいでヤだね!(笑)」
————シーガルとして作ってるだけで特別なものが出てくるってことですか。
愛葉 「みたいですね。自分の根っこみたいなものが突かれる。自分の頭の中でもやもやしてるものが、アウトプットをシーガルにすると、すっきりするんですよ。一瞬ですべてが明確になる。」
————その感覚はTHE GIRLでもLOVES.でも、ソロでも得られない。
愛葉 「得られなかったですね。THE GIRLはもちろん今も継続していてなおちゃん(おかもとなおこ)とふたりで、良い感じに育ってきてるし、すべての楽曲に思い入れはあるけど、アウトプットがシーガルの時が圧倒的にピンとくるというか」
————それはなぜですか。
中尾 「僕、愛葉さんのキャリアって、シーガル以外全部見てるんですよ。ソロもLOVES.もTHE GIRLも。シーガルだけわからないんですけど、シーガル時代ってどんな感じで曲作りを進めてたんですか?」
愛葉 「ああ、それはいい質問(笑)。あのね、これいうと私のことスーパーヤな女みたいに思われちゃうかもしれないけど(笑)、私は完全に独裁主義です」
中尾 「そうですよね!たぶん」
愛葉 「独裁主義で、メンバーにも前もって言いました。バンドを始めます、でも私がリーダーであって、あなたたちには私のアイディアに忠実に弾いて欲しいです、と。私から生まれた鼻歌を、すべてそのとおりに、一切アレンジしないで弾いてください、しかし当然ですがギャラはすべて3等分しますと。でも楽曲に関しては触れないでください、というやり方です」
中尾 「でもその後はそうじゃないでしょ?」
愛葉 「そうなの。それですよ!」
中尾 「でしょ。だから僕はその時に戻ってほしいんですよ」
愛葉 「(シーガル以降のバンドでは)メンバーに曲を聴かせると、曲が変わっていっちゃうんですよ」
————独裁から民主主義になって。
愛葉 「バンドだったら民主主義でやるのが当然じゃないですか、普通。でも私はそうは思わない。人としてはともかく、アーティスト日暮愛葉としては、バンドは民主主義でやるものじゃないと思う。私が君主じゃなかったら、私はこのあと永遠に満足しないだろうと思うしヴィジョンが明確な人が引っ張るべきだと。だからシーガル以降で何が変わったって、それだね。みんなの意見を取り入れたり、他の人の曲をやったりするようになって、良くも悪くも変わっちゃったんですよ」
————愛葉さんの意志で100%コントロールするってことであれば、一緒にやる相手は(ある程度の技術的水準に達していれば)誰でもいいって話になりませんか。
中尾 「それがね、違うんですよ、ふふふふ。そこはね、愛葉さんの美学から外れるわけにはいかない。ただうまいセッション・ミュージシャンを集めても、なにか違う。」
愛葉 「最初のシーガルも、メンバーは誰でも良かったわけではなくて、ナオ(小山ナオ)、タカぺー(唐島孝治)はその条件を呑んでくれて、かつあたしのセンスをわかってくれる人たちだったんですね。私の場合、頭の中で完璧に曲はできてるんですけど、それを感覚として理解してくれたメンバーだったと思うんです」
————なるほど。でも小山さんはいまアメリカにいるから、再結成するにしても参加不可能だし・・・
愛葉 「そうなんです。きっとその時点で、あたしがシーガルをどうやってきたかっていうのを、憲太郎は知ってたんだと思う。言葉にしなくても、感覚的に。あたしがいればシーガルは成り立つって」
————バンドってそういう決め事をしておくと運営しやすいというのはありますよね。このバンドは誰それの曲をやるバンド、とか。
愛葉 「そう。THE GIRLはそのへんが曖昧だったというのはあるかもしれない。曖昧というか、わりと民主的にやり始めちゃったんで。でも今はなおちゃんと私のふたりになって、すごくすっきりした形になってる。なおちゃんは私のセンスを理解してくれているので。ただシーガルを始めるとだいぶモードが切り替わるので、少しの間THE GIRLはお休みして、シーガルに専念しようと。なおちゃんもシーガルのメンバーだから。憲太郎も、なおちゃんは外せないよねって言ってくれて」
————憲太郎さんはシーガル以降の愛葉さんをずっと見てきて、でもシーガルをやりたいと思ったわけだ。「LOVES.をもう一回やりましょう」じゃなく。
中尾 「それはですね・・・・パンクが好きだからです」
一同「わははは!」
中尾 「愛葉さんの原点がどこなのか、だいたいオレもわかってるんです。それはやっぱりパンクとかポスト・パンクと言われるもので。だからそこを出せたらいいなと思うんですけど、たぶんそれがシーガルなんですよね」
愛葉 「だね」
中尾 「かといってパンクとかポスト・パンクとか、そういうのだけが愛葉さんじゃない。だからそれ以外の部分をソロやLOVES.でやってきたんですけど、もっと愛葉さんのルーツに迫ったところにフォーカスを絞ったところで一緒に演奏りたいなと。だからシーガルでもう一度、そこに寄せたのをやったらいいんじゃないかと思ったんですね」
————実際にシーガルとしてスタジオに入ると、それまでの、たとえばLOVES.とか、そういう時とは違う空気が流れるわけですか。
中尾 「空気は全然違いますね」
愛葉 「うん。まったく違う」
中尾 「それがシーガルだからなのか、メンバー同士初対面だからなのか、わからないけど(笑)」
————メンバーについてもお訊きしましょう。おかもとなおこさんはTHE GIRLのメンバーでもあります。
愛葉 「今まで一緒にやってきたし、コミュニケーションもとれてたしね。そこであえて別のメンバーを探すという気にもなれなかった」
中尾 「あと彼女は愛葉さんのやることに対して非常にモチベーションが高いんで。だから真っ先に決めましたね。一ノ瀬(雄太)は、速弾きができるやつ(笑)。シーガルはやっぱりギター・バンドだと思うので、カラッとしたギターを弾く、潔いやつ、という」
愛葉 「あと、ある程度若いこと」
日暮愛葉
————ギターをひとりでやろうとは思わなかったんですか。
愛葉 「あ。それはなかったです。それは憲太郎と話した」
中尾 「昔の3ピースのシーガルのライヴの感じとは、ちょっと違うようにしたいなっていうのがありまして。音源をちゃんとやれるバンドにしたかったんですよ。シーガルのCDがすごくいいんで」
愛葉 「3人ではほぼ再現不可能だから。それを念頭に置きましたね」
————前のシーガルと同じように、メンバーは3人で、ゲストを迎えるという形は考えなかったんですか。
愛葉 「シーガルっていうちゃんとしたバンドをもう一回作ろうと思ったから。ゲストとか入れてるとごちゃごちゃするじゃないですか。だから最初からバンドとしてきっちり固めてやろうと」
————なるほど。キーボードは蓮尾理之さんですね。
中尾 「キーボードやシンセサイザーを使う人で、なおかつパンク・マインドを持っていて、ポップなセンスも持っている。ちゃんと話したのは今回のお誘いが初めてだったけど、僕がやってる別のバンドとも対バンした事あるので気心も知れてるし、話もしやすいだろうなと思ってました。是非一緒にやってみたいと思っていたのをシーガルで実現できました。」
愛葉 「シーガルはシンセだったりサックスやトランペットだったり、いろんな音が入ってるんですけけど、それをシンセで代用してカバーしてくれて、センスのいいメンバーが欲しかったから、蓮尾くんがピッタリだなと」
————コーラスはmoeさんですね。
愛葉 「彼女はあたしが大好きで、あたしがきっかけでバンドを始めたらしいんですよね。なおかつ彼女がやってるMiila and the Geeksってバンドもノー・ウエイヴっぽいパンク・バンドですごくかっこいい。声もルックスもいいから、コーラスで参加してもらうのもいいなあと思って」
中尾 「彼女はたぶん、アメリカとかイギリスの今のインディ・シーンに対してメンバーの中で一番アンテナが高いんですよ。そういう人のセンスが入ってくるのは絶対プラスになるはずなんで」
————なるほど。それだけのメンバーを揃えても、日暮愛葉独裁体制でいくんですよね(笑)。
愛葉 「そうですね。 別に敬語使えっていうわけじゃないけど(笑)。アレンジに関してのメンバーの意見はほぼ採用しないかもしれません(笑)でもそのほうが絶対いいものになると思う」
————憲太郎さんはほかにもいろいろバンドをやってますが、その中でシーガルはどういう位置付けなんですか。
中尾 「位置付けというよりも・・・この10年間ずっと愛葉さんと作業してるので、その延長です(笑)。というと軽い言い方になるけど」
愛葉 「その10年があったからこそ、やろうと思ったんだよね」
中尾 「そうですね!ずーっと一緒にやってますからね」
愛葉 「なぜあたしが憲太郎を選んだかというと、さっき憲太郎があたしに言ったように、パンクを感じるから。ほかのことでも、好きなポイントがいっぱいシェアできる関係なんですよ。そういう人は周りにあまりいなかった。フットワークも軽いし。だから彼がそばにいてくれてよかった」
————10年間の帰結として、一緒にシーガルをやることになったのは、ある意味で必然だったわけですね。
愛葉 「そう思う」
中尾 「僕はTHE GIRLのプロデュースもやらせてもらったんですけど、THE GIRLのベースが抜けて、今後どうすればいいんだろうと考えたんですよ。"オレがTHE GIRLに入る・・・うーむ、別に面白くねえな" (笑)"新しくバンドをやる・・・うーむ、また新しいバンド?”(笑)って、ずーっと考えてるうちに、"これはシーガルしかないか・・・でも本当にそれでいいのか。あれは愛葉さんにとって伝家の宝刀やぞ”っていうプレッシャーを自分に与えつつ、精査していって。周りの人にもいっぱい相談して・・・で、決意して"愛葉さん、シーガルやんないすか”って」
————ああ、そんなに悩み考えた挙句の結論だったんですね。
愛葉 「憲太郎って、何をするにもまず人のことを考えてくれるんですよ。だからプロデューサーに向いてるし、私に比べて心も視界も広い。当人よりもそのプロジェクトについて真剣に考えてくれる。憲太郎がいなかったら、またシーガルをやるなんて考えなかったと思う」
————昔のシーガルを知っている者からすれば、小山さんのイメージもあるけど、今回は新しいメンバーと一緒にやる。昔と同じシーガルもありつつ、でもメンバーが違うからまったく新しいシーガルも期待できる。
愛葉 「そういうものになると思います」
————その中心にあるのは、決してぶれない愛葉さんであるという。
愛葉 「ありがとうございます。自分ではぶれてるかぶれてないかよくわからないけど・・・」
中尾 「いや大丈夫ですブレてないです!」
————再結成シーガルは今後もパーマネントに活動していくんでしょうか。
愛葉 「もちろん。一回限りのお祭り騒ぎじゃないです。一生やるかどうかはわかりませんけど(笑)」
————新作の予定は?
愛葉 「あります。もう2~3曲できてるし。その曲もライヴでやるかもしれない」
————楽しみです。
愛葉 「秋ごろに出せればいいですね」
interview & text : 小野島大 (音楽評論家)
photo : yu-co ishikawa




日暮愛葉SPECIAL WEB
https://1fct.net/sp/aihahigurashi-18

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  • 2014.04.16 On Sale
  • PECF-1095 / felicity cap-198
    [CD] ¥2310

<TRACK LIST>

  • Down To Mexico / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • No star / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • No telephone / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Sentimental Journey / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • ユメミタイ(cherish my life) / 日暮愛葉
  • What you gonna do babe? / LOVES.
  • accidentally / 日暮愛葉 And Loves!
  • You come to me, and give them back to me / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Brain Washer / LOVES.
  • Do what you want / THE GIRL
  • evolution / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Silly Girl / 日暮愛葉
  • 風穴 / LOVES.
  • A shotgun and me / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • idiots / THE GIRL
  • Pink soda / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • NEW LIFE / 日暮愛葉
  • See ya comin' in / LOVES.
  • School lunch / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Seventeen / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Angel / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER


PROFILE
日暮愛葉Aiha Higurashi SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERシーガルスクリーミングキスハーキスハー
SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER

日暮愛葉:Vo&G
中尾憲太郎:B&Cho *Crypt City, younGSounds
おかもとなおこ:Dr *つばき, THE GIRL, DQS
蓮尾理之:Key *385, bonanzas, THE JETZEJOHNSON
一ノ瀬雄太:G *快速東京
moe:Cho *Miila and the Geeks, Twee Grrrls Club

http://www.sskhkh.com/

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  • 2014.04.16 On Sale
  • PECF-1095 / felicity cap-198
    [CD] ¥2310

<TRACK LIST>

  • Down To Mexico / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • No star / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • No telephone / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Sentimental Journey / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • ユメミタイ(cherish my life) / 日暮愛葉
  • What you gonna do babe? / LOVES.
  • accidentally / 日暮愛葉 And Loves!
  • You come to me, and give them back to me / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Brain Washer / LOVES.
  • Do what you want / THE GIRL
  • evolution / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • Silly Girl / 日暮愛葉
  • 風穴 / LOVES.
  • A shotgun and me / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • idiots / THE GIRL
  • Pink soda / SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
  • NEW LIFE / 日暮愛葉
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