INTERVIEW

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『CLEAR CUT 200』発売記念 カジヒデキ × 高木正勝 × やけのはら スペシャル座談会

  • 2014.11.11
「2002年日韓W杯の年にキックオフしたフェリシティ・レーベル。自由で自然な流れの中で出会いの輪を広げてきました」──とレーベル資料に自ら書いている〈felicity〉は、この度、通算200枚目のカタログを3枚のレーベル・コンピレーションで飾ることにした。高木正勝、やけのはら、カジヒデキの3人が、それぞれ、レーベルの音源から自ら選曲した3枚が同時にリリースされる。

アートワークでは、UKポストパンク時代の人気レーベル〈チェリー・レッド〉のコンピレーション・アルバム『ピローズ&プレイヤーズ』に写っている少女が身につけているもの3点が、3枚それぞれのモチーフとして使われている。デザインのコンセプトは、もちろんピーター・サヴィル時代の〈ファクトリー〉を意識している。

そして、〈felicity〉初のコンピレーション・アルバムのタイトルは、『CLEAR CUT 200』、これはUKポストパンク時代に到来に先鞭を打った〈ラフトレード〉レーベルのコンピレーション・シリーズのタイトル『クリア・カット』からの引用である(と同時に、ヘアカット100のもじりでもある)。

こうした意匠/言葉からも、80年代UKインディ精神を継承しているんだという、〈felicity〉の主張が見えてくる。


座談会には3人のコンパイラーほかレーベルの現役A&Rマンである櫻木景、そして当日写真を撮影したスパングル・コール・リリ・ラインの笹原清明も登場。レーベルへの思いを語ってもらいつつ、それぞれが選曲したコンピレーションについてもコメントしてもらった。

やけのはら

———— 〈felicity〉の200盤記念の取材ですので、みなさん思いっきり〈felicity〉に対するフラストレーションをぶちまけてもらって。っていうのは冗談ですが(笑)、まず最初に、それぞれ〈felicity〉というレーベルに対してのイメージを聞かせてもらえますか。どんな切り口でもいいので。じゃあやけちゃんから。
やけのはら(以下、やけ): えっとですね、それは僕なりにこのセレクトに込めたので、反映されていると思うんですけど。世のなかにはそういうレーベルもあると思うんですけど、まずジャンル・ミュージックじゃないなと。音楽の形式だったり、ミュージシャンの一般的なイメージだったり、じゃなくて、ある種、本質的な部分で解釈すると言うか、何か違う捉え方をしているレーベルだなっていうのは、今回いろいろまとめて聴いて、より思いました。端から端で言うと、音楽性が非常に幅広いというか。ただ、逆に言うとすごく小さな点だけを串刺しして、そこだけを出してるって気もしますし。あとはですね、レーベルの櫻木さんが昔好きだったであろう、80年代のイギリスのインディ・レーベルの友だち感覚だったりコミュニティ感覚、あと手作り精神とか遊び心とか、そういうのをすごく大事にしてるなあって、いろいろ聴いたり、自分が関わっているなかで思います。そこが僕から見てもいいなと思うところですね。今回の自分のセレクトは、そういうところが伝えられるように選びました。

———— うーん、マジメだねえ(笑)。
(一同笑)

やけ: マジメと言われても、最初なんでしょうがないじゃないですか。

———— カジさんは櫻木さんとの個人的な交友関係で言ったら、古いですよね。〈トラットリア〉時代からなんで、外から見たときに〈felicity〉のある部分をすごく象徴している存在だと思うんですけど。よくこれほど長く続いてらっしゃるなあと(笑)。
カジヒデキ(以下、カジ): (笑)〈felicity〉のイメージとしては、ほんといまやけのはらくんが言った通り。もう素晴らしい回答だったなと思うし。

———— やけちゃんが言った部分でとくにどの辺りですか?
カジ: 櫻木さんがやっぱりすごく核にあって、イギリスであったり、海外のインディ・レーベルの姿勢みたいなものを持っているなと。とくに80年代辺りの。〈トラットリア〉のとき以上にちゃんとそういうことをやろうっていうのが表れて、すごくこだわってやってるな、という部分なんですけど。僕的には〈トラットリア〉のときから櫻木さんとずっと付き合いがあって、やっぱり〈トラットリア〉からの流れでの〈felicity〉っていうのがすごくあるので。〈felicity〉になった最初のときはすごくとまどいがあったというか。比較するものでもないかもしれないですけど。〈トラットリア〉のときは小山田(圭吾)くんがいたのもそうかもしれないですし。〈トラットリア〉でもっとこういう風にしたいと思ったことを、思いきり櫻木さんらしくパンク精神でやったというか。

櫻木: ダウニーからですか?

カジ: はい。そこでそのスピリットを、けっこう違う方向にドーンと行ったなあという感じはすごくあって。それでも芯がすごく通ってるというか。結局出てくるアーティストがポップなだけじゃない。ポップな部分っていうのは〈felicity〉は最初削れたなと思ったんですけど、でもやっぱりポップというか。芯のパンク・スピリットがより強調されたというか。で、その流れのなかでいろんな広がりが出るんで。でもそこは櫻木さんのセンスとか。

櫻木: 僕の話はいいんで。

カジ: はい、すいません(笑)。でもそういう広がりがおもしろいなと思います。

———— でも逆に言うと、レーベルというものについて話したときに、その主宰者の名前が出ることってあんまり――。
カジ: ないですね。

———— そういう意味ではたしかにそうだよね。
カジ: 海外では普通にね、アラン・マッギーだったり、レーベルのオーナーの名前がどんどん出てくる。

———— そうですよね。高木さんが多分、いちばんある意味では――。
高木正勝(以下、高木) 新参者だと思います。

———— ですね。
櫻木: でも高木くんが一番古いとも言えるんだ、ある意味では。

———— え、なんで?
櫻木: だって、カジくんがいま言ったことをもうちょっと噛み砕いて言うと、最初居心地が悪かったと思う、最初。

カジ: (笑)

櫻木: いわゆる渋谷系的なことを一回閉めて、それこそダウニーとかそれこそスパングル(・コール・リリ・ライン)とかが最初のフラッグシップだったんですけど、レーベルの。高木くんはワイデン・アンド・ケネディと〈felicity〉のコラボレーションで入ってきたけど、ダウニーとかスパングルとか高木くんっていうのはわりと同じトーンというか、冷たい感じっていうか。カジくんはちょっとポップすぎて、居心地の悪かった部分も少しはあるんじゃないかなと。〈トラットリア〉のときと比べると。だから高木くんとかはむしろ、最初のフラッグシップというか。ワイデン・アンド・ケネディと〈felicity〉でやったプロジェクトだったんですけど、全然新参者じゃなくて、この3人のなかで一番古いと言ってもいい。

———— レコード番号として古い?
高木: いつなんだろう。2003……?

カジ: 古いですよね。高木くんは〈felicity〉の代表的アーティストです。

———— いまやある側面を象徴してるのかもしれないし。
櫻木: 22歳とかだったんじゃないかな。

———— 当時? すごいねー。
高木: 僕は当時〈felicity〉っていうと最初カジさんの音楽のような感じなのかなと。でも〈トラットリア〉自体もあんまり詳しくは知らなかったので。なんとなくのイメージは知ってましたけど、細かく知ってたわけじゃないので。

———— 最初からあんまりイメージを持って入ったわけじゃない?
高木: ではないですね。トラットリアと櫻木さん、小山田さんの関係とか、何も知らなかったです。僕は京都だったんで、いわゆる渋谷系が東京でリアルに場所と結びついてたんでしょうかね、そういう雰囲気をまったく見てないので。京都にいると雑誌とか情報でしか来ないので、渋谷系って言われても結びつくものが身の回りになかったんですけど、そういうのが好きなひとっていうのが何人かいて、そのひとの家に入るともうそれ一色というか。僕からすると「何それ」っていう新しい文化、まったく知らなかったものが固まっているなかに〈トラットリア〉のCDがあったりしたので。そういう意味で言うと、はじめて櫻木さんと関わったとき、ダウニーとかスパングルも同じで、どういう音楽なのかよくわかんなかったんですよ。

———— 抵抗はなかったんですか?
高木: いや、抵抗って言うより、ほかのエレクトロニカって言われていたところのレーベルと自分の音楽が当てはめられていて、なんとなく自分もそういう音楽を聴いていて……っていうのとは違うレーベルだと思いました。いわゆるエレクトロニカのレーベル、自分が関わってた海外のレーベルの流れとは違って。かと言って〈トラットリア〉もよく知らなかったんで。だからよくわからないと(笑)。

———— (笑)最初はよくわからないでリリースしたのかもしれないですけど――。
高木: じょじょに「あ、なるほど」って、スパングルの曲とかダウニーの曲、カジさんとかやけのはらさんとか、最近だと七尾旅人さんとか、いろいろ数が増えていけばいくほど、「あ、そっか、みんな他で出すとこないのか」って正直思って(笑)。

(一同笑)

高木: 当真伊都子さんっていう僕の曲でも歌ってくれてるのですが、彼女が自分のアルバムを出すレーベルを探していたので、「あ、櫻木さんところだったら出してくれるよ」っていう(笑)。

———— (笑)まあ駆け込み寺というか、インディ精神というかね。
櫻木: いやいや、伊都子さんは素晴らしいアーティストですよ。

高木: そのイメージが僕のなかで確固としてお付き合いのなかであって。ほかのレーベルってもう少し、何て言うのかな、強烈な個性があって。たとえばコンピで選曲するときも思いましたけど、基本的に選ぶのは好き嫌いじゃなくて、「ここの暮らしをしてるひとにはここなんだろうな」っていうのを選んだつもりなんですよ。だから、やけのはらさんとカジさんに近い暮らしをしているひとは、きっとそこはそこであるだろうから、そうじゃない暮らしや文化のところを敢えて極端に選ぼうと思って選んで。そうなってくると、あらためて聴くとこんなごちゃ混ぜなレーベルもないだろう、っていう印象でしたけどね。曲だけを聴くと。3種類ぐらい系統があると感じましたけれど、でももし僕が櫻木さんだったら、このひとの曲の次にこのひとの曲を聴くのかー?
みたいなところがあって(笑)。でもすごく引いた目で見ると、僕も含めたしかにこのひとたちは他にあるレコード会社とか他にある文化とはなかなか乗れなくて集まってるっていう共通点があって。だから会うと大体何考えてるか、言葉にしなくても何となく伝わっている気がしますが。なんか〈felicity〉、櫻木さんってそういう印象です。

———— なるほど。コンピレーションを聴かせていただいて、まあ見事というか、三者三様のものになったというのは人選の妙なのと、みなさんが考えて選曲されたのとどちらもあると思うんですけど。ほんとに三者三様だったなっていう風に思いましたね。やけのはらがひとりで20曲ぐらいやってるからね、それはちょっとルール違反じゃないかと思ったけど(笑)。冗談だけど(笑)。
櫻木: 人選はね、けっこうやけちゃんに相談に乗ってもらったんですよ。

———— あ、そうなんだ。
櫻木: カブらないようにどういう3人がいいのかって話はして。

高木正勝

———— カラーはほんと分かれたよね。レーベルの。
高木: 自分のやつは選んだんでよくわかるんですけど、聞きたいです。

カジ: いま高木くんが言った生活っていい表現だなって思ったんですけど、僕も自分が選んだやつは高木くんの選曲も知らされず、自由にとにかくやっていくものって櫻木さんにも言われていたので。まあ高木くんはもう終わってるよって話だけは聞いてたんですけど。きっと高木くんは高木くんの世界観で選ばれるだろうと思ったんで。全部やりたいと言えばやりたいですけど、でもそんなわけにはいかないので、ある程度的を絞らないと。1枚通して聴いたひとが気持ちよく聴けるのがいいなと思って。そういう意味で言うと僕のやつはポップ・ソングを基調にしてるんで。

———— そうだよね。
カジ: 言ってみると〈トラットリア〉の流れにちょっと近いかもしれない。

———— そこは意識されてんですか?
カジ: すごく意識しました。とくに「この曲は選ぼう」って曲が何曲かあったんですけど、その曲を核として考えると。とくに前半のほうですね、たとえばマエケン(前野健太)くんのやつとかは。あんまり重い曲は選ばないようにしようと思っていて、マエケンくんの“カフェ・オレ”って曲は軽くてすごく好きで、あの感じのものというか、あのテイストのものを選んで。

———— なるほどね。ちなみにみなさん選ぶときに、200枚全部聴いたんですか? 聴いてないでしょう?
高木: ダダっと聴きましたよ(笑)。1枚のアルバムをなんとなく3曲めまで聴くと、思ってた感じと違う曲が入ってるじゃないですか。だから全部聴かざるを得なくて、いちおう聴きました。自分が選んでるときになんとなく、「あ、これはカジさん選ぶだろうな」「やけのはらさん選ぶだろうな」っていうのが大体わかって(笑)。

———— すごく乱暴な言い方かもしれないけど、〈felicity〉のパブリック・イメージに一番近いのがカジさんで、意外性をもった選曲なのが高木さんかなって感じが僕はして。
カジ: 僕は高木くんのやつはすごく〈felicity〉っぽいなって。

櫻木: 意外とね、うんうん。

———— えー、ほんとにー!?
カジ: 僕のやつはあまり〈felicity〉っぽくない。

———— そうなんだ!? やっぱ人によってイメージが違うんだねー。
櫻木: そうだと思うよ。やけちゃんは現役感があるし。さっきの200枚聴いたか聴いてないかみたいな話ですけど、べつに聴かなくてもいいんですよ。聴かなくてもいいんですけど、やけちゃんは熱心に吸い上げてましたね。

———— やけちゃんは聴きすぎてこれだけになっちゃった?
やけ: わかんないですけど(笑)。

高木: 僕が挙げていないひとの曲って、カジさんの選曲にたくさん入っていますけれど、なんというか、音が違いますよね。たとえば単純にエレキが入っているかどうかとか。そもそも音楽に興味を持ったスタート地点が違う感じもしたり。

———— それはほんとにきっぱりと出てますね。
高木: そこを踏まえると、全部をごちゃごちゃに混ぜてしまうとややこしいなと思って、極力同じような世界観の曲を選ぼうと。

カジ: まさに僕もそう。だからほんとは高木くんの曲とかも入れたいなとか、あったんですけど。たとえば〈チェリー・レッド〉のコンピレーションとか、音響ぽいっていうかピアノだけの曲が入ったりとか、そういう良さが80年代のネオアコがあったりするじゃないですか。そういう風にもしたいけど、あんまりそれをやりすぎちゃうとわけわかんなくなっちゃうなと思って、敢えて自分の路線でって感じだったので。

———— なるほど。
高木: やけのはらさんはすごいですよね(笑)。

やけ: ああー。いちおうDJをやってるんで、そういう意味では挑もうかなと。僕なりに俯瞰しようかなと。まさにカジさんが言ったように80年代のそういうやつってパンクだと思ったらピアノの曲になって、とかあるじゃないですか。ああいう感じでこのレーベルの幅広さを出そうかなと思って、そういうイメージはありました。全体は自分のなかで流れはあるんですけど、けっこうざくざくとカットアップ感、勢いで引っ張っていくというか、音的には変わっていくというか。

———— ふむ。
高木: それは……やったらダメだと思ってました。

(一同笑)

高木: あと、カジさんのもそうなんですけど、切り取ったらまったく違うレーベルに思えますよね。

———— ほんとにそう思うよね。それは見事なぐらい。
高木: やけさんはちょうど真ん中でまとまってますけど、この端と端だけを聴くと、普通べつのレーベルでしょうね(笑)。

———— ほんとそう(笑)。3枚聴いて面白いのはそこですよね。
高木: 訊きたかったんですけど、櫻木さんと接してると不思議になりません? カジさんが選ばれた曲にグッと来て出してるのに、なんでこっちの音楽も出してくれるんだろう、みたいな。逆も思いますけど。

櫻木: いやいや、でもね、ミュージシャンのひとは僕からするとだいたいみんな似てるんですよ。まず友だちのレコードしか出したくないし出してないんで。だいたい友だちの友だちは似てるじゃないですか。だからみんな上品な方が多いですね。基本的には穏やかで上品な方が多いんじゃないかなーと思っています。〈felicity〉で作品出してる方は。あんまり身内が言うような話じゃないかもしれないですけど。

———— そこまで櫻木さんが〈チェリー・レッド〉、〈ラフ・トレード〉といったものにこだわる理由っていうのは何なんですか?
櫻木: いや、べつにそんなにこだわってないですよ。

———— (笑)じゅうぶんこだわってるじゃないですか。
(一同笑)

櫻木: でもそれは、〈トラットリア〉のときは基本的に小山っちゃんの友だちの作品を出してたんで。だから〈felicity〉はみんなスタッフの友だちとか、僕の友だち。だからみんなの友だちがどんどん出していけばいいし。基本的にはもうみんな友だちっていう。そこでヤなやつが入ってきたみたいな話はないですよ。

———— まあね、やけのはらは〈felicity〉のいろんな作品に参加してるもんね。
やけ: まあ。

高木: その証拠に3人がこんな風な形で写真に並ぶこともないじゃないですか、普通に考えて。

———— まあそうですよね、たしかに。
高木: 旅人さんとか石橋さんとか、中間色のひとたちが入ってきてうまく混じった感じはありますね。

櫻木: たぶんね。

———— たしかにね。
高木: 駆け込み寺、いいじゃないですか(笑)。

———— (笑)そうだね。さっき高木さんがおっしゃったように、彼はリアルタイムの渋谷系じゃない世代じゃないですか。でもたしかに、〈トラットリア〉とかをすごく集めてるような若い子っているんですよね。たまに会いますよ。
やけ: いま若いっていくつぐらいなんですか?

———— だから30代前半とかぐらいかなー。ある意味では、音楽やってる子たちのなかに憧れてるひとがいるんですよ。櫻木さんのところに行けば出せるっていうような感じでも(笑)、意外に厳しいんだよね。
櫻木: いや、そんなことないですよ。そりゃ何でも出すわけじゃないけど(笑)。

———— ちなみにカジさんは最初入りづらかったみたいに櫻木さんが言ってましたけど、実際に〈felicity〉で何枚も作品を重ねるなかで、〈felicity〉ならではのおもしろさって何か感じたことってありますか? 〈トラットリア〉は小山田くんっていうA&Rがいたのでそこもまた全然違うにせよ。
カジ: そうですね…………(笑)。

———— ない?(笑)
カジ: (笑)いやいや。でも基本的に櫻木さんの姿勢は〈トラットリア〉のときから全然変わってないので。変わったと言えば、とくに〈felicity〉を始めた頃はアンチっていうか、ファック・オフみたいな感じがあったんじゃないかなって。

———— ああ、反骨精神が。
カジ: すごく。たとえば渋谷系って言われたものとかも含めて、それまでみんなが解釈したことに対してアンチみたいなものはすごくあるかなと。だからよりカッコいいと思いましたよ。だから〈トラットリア〉よりも〈felicity〉のほうがクールなカッコよさがあるというか。それはすごくあるなと。基本的には櫻木さんのセンスにずっと頼っているので。フットボールとか好きなのも含めて(笑)。

櫻木: 絞り込まれているか。〈トラットリア〉のときは小山っちゃんだけでやってればぎゅーって絞り込まれてたと思うんですけど、いろんなことが増えちゃったから、僕たちも含めて。それを小山っちゃんもべつに否定はしなかったし。アシッド・ジャズのやつやったり、いろいろあったじゃないですか。だから本当に彼がやりたいことだけをやってれば、もうちょっとフォーカスされたものになってたと思うんですけど。そういう反省もあったりなんで、〈felicity〉を始めた頃はぎゅーってかなり絞り込んでやってたような感じで。

———— ああ、あんまりとっ散らからないような感じで。
櫻木: そうですね。

———— 〈トラットリア〉もアイデンティティがある感じがすごくしたけど、当時としては。90年代後半の東京の感じがよく出てると思うし。中原(昌也)くんがいたりとかさ。
カジ: そういう意味で言うと〈トラットリア〉もすごくレンジは広かったんだなと。とくに後半のほうは、いろんなタイプのひとがいるなと思ってたし。

櫻木: 洋楽の再発もあったし。

カジヒデキ

———— そうそう。
カジ: だから現在はいろんなアーティストがいるんですけど、〈felicity〉になった頃は絞り込んだ感じはあるというか。音の感触のみたいなもので。

櫻木: ここに来てパステルズとかを出せたっていうのは、やっぱり〈トラットリア〉のときからの繋がりがいいですね。

———— やけちゃんはそう意味で言うとこのなかで一番新しいんだよね。
やけ: はい。だと思います。

櫻木: いまの会社になってからの、最大のハブじゃないですか、やけちゃんは。だってそもそも旅人くんよりやけちゃんのほうが早いし。順番じゃないけど、やけちゃんから始まってるようなひとの繋がりはすごく多いんで。

———— なるほど。
やけ: 2008年ですね。僕が櫻木さんとお会いしたのは。まさにこのコンピの歴史と同じ時期だと思います。

高木: そういう意味では僕も2003、4年ぐらいにそのワイデン絡みでお世話になって、そこから去年まで開いてますもんね。

櫻木: うん、でもたまたま〈Pヴァイン〉になったりで。2008年に階段で会ったりしてるし。

———— ははははは。
高木: プライヴェートではまたやろうよってなったり。でもCD出すって意味では2010年からですね。

———— やけちゃんはどんな風に〈felicity〉を見てたの?
やけ: えーっとですね、僕たぶん高木さんと年けっこう近いと思うんですけど、僕けっこう〈トラットリア〉世代は世代なんですよ。たぶん10代のときが。でもどっちかって言うとテクノ/ハウスだったりヒップホップ、ブラック・ミュ ージックだったり、アヴァンギャルドなロックとかで、イギリスのそういう80年代のポストパンクだったりネオアコースティックって呼ばれているやつは全然聴いてなくて。〈トラットリア〉はさすがにマスでも、それこそカジさんとか小山田さんとか売れていたんで、聴いてるものは聴いていたし、存在や動きは僕なりに掴んでたんですけど。〈トラットリア〉のすごくファンで集めてたとかそういう感じでもなく、それこそ大人になって「いいレーベルないですか」ってひとに紹介してもらって、「〈トラットリア〉のひとなのか」と。でもそのときはどちらかと言うと、変な言い方ですけど警戒心もあって。〈トラットリア〉ってすごくポップというか、自分の毛色とは違う感じがしたんですけど、あのときは。それはある種、僕が浅はかだったんですけど。いま〈トラットリア〉を振り返ると、僕はそんなに〈トラットリア〉知らないとはいえ、けっこう〈felicity〉と同じ感じに見えるというか。すごくいまにも繋がる一貫したものがあるというか。美意識が一貫しているなと感じます。

———— 昔からお洒落じゃないとイヤなんだよね。
やけ: まあジャンル・ミュージックじゃないっていうのもそうだし。いま〈トラットリア〉を振り返ると一貫したものを感じるんですけど、当時すごく大きな存在に僕には思えたので距離感もあって。でもだんだんかすぐか思い出せないんですけど、櫻木さんや〈felicity〉の感じがわかったというか。わかったから逆に、すごく美意識の行き届いたやりやすいレーベルだなと。ミュージシャンに対するケアとかも。これは相性もあると思うんですけど。あくまでも音楽ファンと言うかリスナー目線、制作者目線で、数の論理や、商売っ気よりも、自分ならこういうジャケットがグッとくるとかを大事にするというか。逆に、こういうあざといのは嫌だなとか。バランスだとは思うんですけど、そういうところはけっこう同じ目線でやめようと思ってくれるというか。嫌いなものとかこういうのはヤだなって思うツボとかが近くてやりやすいな、と。あとそれが長い歴史に渡って一貫してるなっていうのはあるんで。

———— なるほど。
(スパングル・コール・リリ・ラインの笹原清明登場)

やけ: 僕今回これ聴いて、スパングルさんのラインがすごく〈felicity〉っぽいなと思ったんですよね。

———— それはあるよね。
やけ: なんですかね、センスというか。こういう分け方も雑なんですけど、たとえばアンビエントっぽいピアノとカジさんみたいなポップなものを両極とするなら、タイトル全部聴いて思ったのは、軸のスパングルこそ〈felicity〉だなって僕は聴いて思いました。とくにオレンジ・ジュースのカヴァーとかをやってるのも象徴的だし。

高木: ほんとそうですね。〈felicity〉の〈city〉、都会的なレーベルの。

———— たしかに。
笹原: メンバー3人がこのバランスでやってる感じはあります。

櫻木: ああ、スパングルの3人が。

やけ: (笑)誰が誰なんですか?

笹原: 僕がカジさん。

櫻木: で、やけちゃんが藤枝くん? ああ、たしかにね。そうかもね。

笹原: マニア向けでやりたいってひとと、僕はポップにしたい、歌詞もわかりやすくしたいってひと。それが行き来してるからちょうどなのかなって。

櫻木: それは言えてるかもしれない。藤枝くんってリーダーのギタリストなんですけど、スパングルの編成ってギターふたりでヴォーカルなんですね。たしかに藤枝くんは編集者というか、プロデューサー・マインドが強いもんね。

笹原: ダウニーが入ってないっすね。

櫻木: それはちょっとね……いや、僕はやけちゃんが選ぶだろうなーと思ってたんだけど、やっぱいろんな事情があって入ってないんです。

やけ: 僕もダウニーは、選びたかったんですけど、ちょっと流れにはまるところがなく……。

笹原: ダウニーは破壊力ありますもんね。

櫻木: ダウニーは意外でしたよ。

———— 意外でしたね。
櫻木: ダウニーはリミックスもやけちゃんにやってもらってたんで、その曲とか入れてくるのかなと思ってたんだけど。

———— なるほどー。でも200タイトルですもんね。
やけ: でも200タイトルって〈felicity〉ってレーベルの名前が始まってからが200タイトルで、たぶん2008年からだと200枚はないんですよね。

櫻木: そうですね。

———— 日韓ワールドカップの年(2002年)に。
櫻木: そうそうそう! そうですよ。

———— あくまでサッカー年表にこじつけるという。
櫻木: こじつけてないですよ。事実です。

(一同笑)

———— サッカー年表でしか覚えてない。ブラジルワールドカップの年に200タイトル達成(笑)。櫻木さんのサッカー話に一番付き合ってるのは当然カジさんだと思うんですけど、高木さんなんてうまくかわされてるんでしょう?
櫻木: いやいや、全然。

高木: 僕サッカーやってましたよ。

———— あ、そうなんですか!?
櫻木: 「惜しかったですね」とかメールでこう。

高木: 細かいところまではわからないですけどね、中学生までなんで。でもサッカー少年でした。

———— サッカーが好きでなければいけないっていう条件があるという(笑)。
櫻木: (笑)いやいや。でも最近はでもどこそこのユースの子とかいますからね、普通に。撃鉄の子とか。Jリーグのユースの子がミュージシャンやってる時代ですから。

———— なるほど。
高木: たしかに各アーティストの傾向っていうか、近いひとを配置していくと全部繋がりますね。バラバラってわけでもない感じがたしかにあって、その中心にスパングルがなぜかいますね。

———— おもしろい発見でしたね、それは。
高木: そうなってくるとスパングルって何だって感じになってくるんですよね。2000年代に入ってからの東京のイメージがすごくあります。僕は東京に住んだことないんで勝手なイメージですけど。空気感というか、無駄がなくてスクエアな感じ。東京来たら、ほんと無駄がないじゃないですか。地方都市に行くとせめてベランダとか飛び出してる部分があるんですけど、ギリギリまでのところに建物を作ってたりとか。そんな感じの景色とフィットするっていうか。

笹原: 僕ら3人いて、埼玉・神奈川・千葉出身なんですよ。

高木: 中空構造、ドーナツだ(笑)。

笹原: 東京を輪っかにして。スパングルも、ドーナツの身があるから輪っかがある、みたいな。突き詰めると何もないみたいなバンドなんで。でも身を作ることで輪を表現するというか。そんな感じがして。だから何だと言われたら、じつは無というか(笑)。まあ無だから真ん中にいれるみたいな感じはして。

カジ: すごくいい話です。

高木: ちなみにやけのはらさんとかカジさんとか、〈felicity〉以外のレーベルから出されたりします? CDとか。

櫻木: カジさんはスコットランドよりいち早く独立されてますから。

(一同笑)

カジ: すいません。

櫻木: スコットランドより早く独立するという。

高木: そういうときに何か違ったりします? 〈felicity〉だからこうしようとかなったりします? アルバム作るときに。

カジ: 僕は〈トラットリア〉でずっと作ってて、流れで〈felicity〉になったので、ほとんどそういうことを考えたことはないですよね。櫻木的には好きなようにやってください、だから。でも「好きなように」をどの程度どのように好きなようにやれるかを、いつもこう(笑)。でもいろいろ提案してくれたりするので。今回こういう感じで、とか、こういうタイトルの曲作ってみたらどう? とか。

———— あと80年代のUKのインディ・レーベルって、たとえばちょっと人気が出てどこかに行ったとしても、帰れる場所としても機能してたってところもあるじゃないですか。僕も80年代のUKのインディ・レーベルが大好きだった人間なんですけど、80年代はMTVの時代でもあって、じつはMTVを使った大手メジャーの大プロモーションみたいなものも同時にあったんですよね。そういうなかで、メインストリームのポップ・カルチャーからこぼれ落ちたものを一生懸命掬っていたのがUKの当時のインディ・レーベルみたいなもので。だからアティチュードが重要であって、音楽性っていうのはその次に来るようなところがあって。〈ファクトリー〉ひとつ取っても、ジョイ・ディヴィジョンとかニュー・オーダーが有名だけど、ア・サーティン・レシオみたいなファンク・バンドがいたりとかね、ドゥルッティ・コラムみたいなアンビエントがいたりとか、のちにマンデーズみたいなヤンキーまで出したりとか、いろいろやってはいるんだよね。だからそこのスピリットはすごく継承してるかなって。いまでもね。
櫻木: ジャンルで縛ってるんじゃないってことですね。

カジ: そうですね。

高木: 自分が関わってない時期の間に、スパングルとか重なってきた〈felicity〉のイメージがあって。石橋さんが入ってきたり。で、そんな風に〈felicity〉ってこんな感じなんだってなってきたなかで、当真伊都子さんを紹介したのもそうだし自分が出すときに〈felicity〉になかったものを入れようと思います。これはやってないだろう、というか。色づけじゃないけど。たとえば絵本をつけるとか、とても賛成するとは思えなくて(笑)。こんないなたいこと乗ってくるわけないと思って、冗談で「絵本とかつけませんか」って言ったら「おもしろいね」って。本気で乗ってる! と思って。「絵本ってこんな感じですよ、分厚い表紙の」って言ったら「いいじゃないですか」って(笑)。櫻木さんがいいって言ってるって(笑)。

———— なるほど。
櫻木: そのひとしかできないことをやってくれないとやってる意味ないんでね。

———— 日本のジェフ・トラヴィスを目指して。
櫻木: いやいや、そんなことないです。

———— (笑)
高木: だから年齢が近い、やけのはらさんもそうですけど旅人さんとかがやられていることを見ると、〈felicity〉ってことをどこまで意識されてるかはわからないですけど、たぶん微かに自分の活動とも重なることがあるんだろうなと思ったりします。それまでの〈felicity〉の流れがあってこそのリリースもあったと思うんです。自分のアルバムだと、絵本とセットでリリースするとか、他だと思い付いていないと思うんです。90年代までにあった感じのシングルでリリースする感覚がなくなっているなか、旅人さんややけのはらさんがシングル曲を出す流れとか。ここまでポップなやつ作ってよかったんだ、みたいな。僕の目から見ると、そうしたリリース1つ1つがすごくレーベルありき、場がありきの遊び。ちゃんと場があって、みんなそれぞれ遊びをしてるから出てくるものがって。これがいわゆる大手レーベルだったらなかなかそういう発想ってしにくいのかなって。

———— それはほんとにそうですね。ちなみに『ピロウズ&プレイヤーズ』のオリジナル盤のジャケには「99ペンス以上払うな」って書いてるんですが、今回のコンピレーション・シリーズは、1枚1000円という低価格を実現しているんですね。

interview & text : 野田努
photo : 笹原清明
 -
  • 2014.11.12 On Sale
  • PECF-1113 / felicity cap-200c
    [CD] ¥1,000 with tax
    ※カジヒデキ X やけのはらfeaturing 高木正勝 「SOUND of FELICITY」 収録

<TRACK LIST>

  • 私の赤ちゃん / 七尾旅人
  • Kaze Kogi / 高木正勝
  • moon / OLAibi
  • tatebue / 王舟
  • Sound Of Dream / 当真伊都子
  • 圏内の歌 / 七尾旅人
  • I’m old / 石橋英子
  • 花と遊ぶ / 前野健太
  • girls / 高木正勝
  • DOKUTU / OLAibi
  • a part of your life / 石橋英子
  • nano – Piano Arrange / Spangle call Lilli line
  • RAINCOAT / Salon Music
  • SOUND of FELICITY (PIANO DUB) / カジヒデキXやけのはらfeaturing高木正勝
 -
  • 2014.11.12 On Sale
  • PECF-1114 / felicity cap-200a
    [CD] ¥1,000 with tax
    ※カジヒデキ X やけのはらfeaturing 高木正勝 「SOUND of FELICITY」 収録

<TRACK LIST>

  • felicity / Spangle call Lilli line
  • 瞬間 / 王舟
  • River River / カジヒデキとリディムサウンター
  • おめでとう / 七尾旅人
  • 超新曲 / 快速東京
  • sorry I am crazy / 日暮愛葉
  • DOOR / PLASTICZOOMS
  • Escape From The City / Dorian
  • Favourite Shirts (Boy Meets Girl) / カジヒデキ
  • seventeen / Spangle call Lilli line
  • Check My Heart / The Pastels
  • 夜の森 / 渡辺俊美
  • What’s Going On / souluniques
  • ECHO FROM PARTY / やけのはら
  • idiots / THE GIRL
  • SLIDER / Salon Music
  • FAKE L.A. (PT.2) / SISTERJET
  • Light Song / 高木正勝
  • kirim / OLAibi
  • Super Structure / Analogfish
  • I READY NEEDY / YOLZ IN THE SKY
  • 花と遊ぶ / 前野健太
  • I’m armed / 石橋英子
  • Memory Lane / 七尾旅人
  • K50のブルース / 前野健太
  • SOUND of FELICITY / カジヒデキXやけのはらfeaturing高木正勝
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  • 2014.11.12 On Sale
  • PECF-1115 / felicity cap-200p
    [CD] ¥1,000 with tax
    ※カジヒデキ X やけのはらfeaturing 高木正勝 「SOUND of FELICITY」 収録

<TRACK LIST>

  • SLIDER / Salon Music
  • TEENS / カジヒデキとリディムサウンター
  • Check My Heart / The Pastels
  • 瞬間 / 王舟
  • カフェ・オレ/ 前野健太
  • もう恋しちゃう! / カジヒデキとリディムサウンター
  • 夏の約束 / 渡辺俊美
  • daydreamer / Spangle call Lilli line
  • Good bye Girlfriend / Analogfish
  • RELAXIN’ / やけのはら
  • ミニスカート /  カジヒデキ
  • DJ SONG / SISTER JET
  • WITCH / PLASTICZOOMS
  • idiots / THE GIRL
  • Unsquare Monkey Dance / SISTERJET WITH DOTS+BORDERS
  • Come to the Dance / The Pastels
  • ピノキオ / 渡辺俊美
  • クリスマス・イヴ / 佐々木健太郎
  • SOUND of FELICITY / カジヒデキXやけのはらfeaturing高木正勝
MUSIC


PROFILE
カジヒデキHIDEKI KAJI
『CLEAR CUT 200』発売記念 カジヒデキ × 高木正勝 × やけのはら スペシャル座談会1967年千葉県出身
96年に『MUSCAT E.P.』でソロデビューをした日本を代表するネオ・アコースティック・シンガーソングライター。
現在までスウェーデン、イギリス、フランスなど世界各国でレコーディングを行い現地のミュージシャンとも深い親交を持つ。08年映画「デトロイト・メタル・シティ」の主題歌提供、出演で話題に。数多くのCMソング制作、プロデュース、楽曲提供の活動などなど精力的に活動中。2012年にレーベル「BLUE BOYS CLUB」を立ち上げ精力的に活動中。

http://www.hidekikaji.net/
やけのはらYAKENOHARA
やけのはらDJ、ラッパー、トラックメイカー。『FUJI ROCK FESTIVAL』、『METAMORPHOSE』、『KAIKOO』、『RAW LIFE』、『SENSE OF WONDER』、『ボロフェスタ』などの数々のイベントや、日本中の多数のパーティーに出演。年間100 本以上の多種多様なパーティでフロアを沸かせ、多数のミックスCD を発表している。またラッパーとしては、アルファベッツのメンバーとして2003 年にアルバム「なれのはてな」を発表したのをはじめ、曽我部恵一主宰レーベルROSE RECORDS のコンピレーションにも個人名義のラップ曲を提供。マンガ「ピューと吹く!ジャガー」ドラマCD の音楽制作、テレビ番組の楽曲制作、中村一義、メレンゲ、イルリメ、サイプレス上野とロベルト吉野などのリミックス、多数のダンスミュージック・コンピへの曲提供など、トラックメイカーとしての活動も活発に行なっている。2009 年に七尾旅人× やけのはら名義でリリースした「Rollin’ Rollin’」が話題になり、2010 年には初のラップアルバム「THIS NIGHT IS STILL YOUNG」をリリース。その後、Stones Throw15 周年記念のオフィシャルミックス「Stones Throw 15 mixed by やけのはら」を手がけ、2012 年には、サンプラー&ボーカル担当している、ハードコアパンクとディスコを合体させたバンドyounGSoundsでアルバム「more than TV」をリリース。2013年3月、新しいラップアルバム「SUNNY NEW LIFE」をリリース。

http://yakenohara.blog73.fc2.com/
高木正勝Takagi Masakatsu
高木正勝1979年生まれ、京都出身。2013年より兵庫県在住。山深い谷間にて。

長く親しんでいるピアノを用いた音楽、世界を旅しながら撮影した’動く絵画’のような映像、両方を手掛ける作家。
美術館での展覧会や世界各地でのコンサートなど、分野に限定されない多様な活動を展開している。
「おおかみこどもの雨と雪」やスタジオジブリを描いた「夢と狂気の王国」の映画音楽をはじめ、コラボレーションも多数。

http://www.takagimasakatsu.com/
Spangle call Lilli lineスパングル・コール・リリ・ライン
Spangle call Lilli line1998年結成。メンバーは大坪加奈、藤枝憲、笹原清明の3人。
今までに10枚のアルバム、2枚のシングル、3枚のライブアルバムと、ベストアルバム2枚をリリース。数々のコンピレーションアルバムなどにも参加。ボーカル大坪加奈による「NINI TOUNUMA」名義のソロや、藤枝&笹原による「点と線」名義でのリリース、国内外のアーティストの作品への参加など、サイドプロジェクト等も精力的に活動。

http://lilliline.com/
http://www.myspace.com/spanglecalllilliline
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  • 2014.11.12 On Sale
  • PECF-1113 / felicity cap-200c
    [CD] ¥1,000 with tax
    ※カジヒデキ X やけのはらfeaturing 高木正勝 「SOUND of FELICITY」 収録

<TRACK LIST>

  • 私の赤ちゃん / 七尾旅人
  • Kaze Kogi / 高木正勝
  • moon / OLAibi
  • tatebue / 王舟
  • Sound Of Dream / 当真伊都子
  • 圏内の歌 / 七尾旅人
  • I’m old / 石橋英子
  • 花と遊ぶ / 前野健太
  • girls / 高木正勝
  • DOKUTU / OLAibi
  • a part of your life / 石橋英子
  • nano – Piano Arrange / Spangle call Lilli line
  • RAINCOAT / Salon Music
  • SOUND of FELICITY (PIANO DUB) / カジヒデキXやけのはらfeaturing高木正勝
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  • 2014.11.12 On Sale
  • PECF-1114 / felicity cap-200a
    [CD] ¥1,000 with tax
    ※カジヒデキ X やけのはらfeaturing 高木正勝 「SOUND of FELICITY」 収録

<TRACK LIST>

  • felicity / Spangle call Lilli line
  • 瞬間 / 王舟
  • River River / カジヒデキとリディムサウンター
  • おめでとう / 七尾旅人
  • 超新曲 / 快速東京
  • sorry I am crazy / 日暮愛葉
  • DOOR / PLASTICZOOMS
  • Escape From The City / Dorian
  • Favourite Shirts (Boy Meets Girl) / カジヒデキ
  • seventeen / Spangle call Lilli line
  • Check My Heart / The Pastels
  • 夜の森 / 渡辺俊美
  • What’s Going On / souluniques
  • ECHO FROM PARTY / やけのはら
  • idiots / THE GIRL
  • SLIDER / Salon Music
  • FAKE L.A. (PT.2) / SISTERJET
  • Light Song / 高木正勝
  • kirim / OLAibi
  • Super Structure / Analogfish
  • I READY NEEDY / YOLZ IN THE SKY
  • 花と遊ぶ / 前野健太
  • I’m armed / 石橋英子
  • Memory Lane / 七尾旅人
  • K50のブルース / 前野健太
  • SOUND of FELICITY / カジヒデキXやけのはらfeaturing高木正勝
 -
  • 2014.11.12 On Sale
  • PECF-1115 / felicity cap-200p
    [CD] ¥1,000 with tax
    ※カジヒデキ X やけのはらfeaturing 高木正勝 「SOUND of FELICITY」 収録

<TRACK LIST>

  • SLIDER / Salon Music
  • TEENS / カジヒデキとリディムサウンター
  • Check My Heart / The Pastels
  • 瞬間 / 王舟
  • カフェ・オレ/ 前野健太
  • もう恋しちゃう! / カジヒデキとリディムサウンター
  • 夏の約束 / 渡辺俊美
  • daydreamer / Spangle call Lilli line
  • Good bye Girlfriend / Analogfish
  • RELAXIN’ / やけのはら
  • ミニスカート /  カジヒデキ
  • DJ SONG / SISTER JET
  • WITCH / PLASTICZOOMS
  • idiots / THE GIRL
  • Unsquare Monkey Dance / SISTERJET WITH DOTS+BORDERS
  • Come to the Dance / The Pastels
  • ピノキオ / 渡辺俊美
  • クリスマス・イヴ / 佐々木健太郎
  • SOUND of FELICITY / カジヒデキXやけのはらfeaturing高木正勝
MUSIC