“としみはとしみ”
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「ワタシの名前で出ています」。
TOKYO No.1 SOUL SET 渡辺俊美、待望のソロデビュー!
昨年末、猪苗代湖ズで紅白歌合戦にも出場した渡辺俊美 (TOKYO No.1 SOUL SET, THE ZOOT16)、自身初のソロ名義でのアルバムとなります。ブリティッシュなロックマインドはそのままに、ダンディズムを活かしたイキでイカす大人のエンターテインナーを目指します。ミックスエンジニアに吉田仁(SalonMusic)を迎えた従来よりも音数を絞り込んだシンプルな演奏と音像、それ故にクローズアップされる歌。日常的でパーソナルなメッセージが込められた、アンビエンス感あるアコースティック・サウンドは80年代初期のポストパンク~ネオアコ~ジャジーな風合い、でもあり。初期ラフトレードやチェリーレッド辺りの雰囲気とも通じるアプローチは新機軸となります。ひとなつっこいがキザな歌いっぷりのその裏で、静謐なミニマル的表現が実はいかに多弁でパワフルたり得るか。繊細だが力強いサウンドは暖かさの前の冷たさか、はたまた嵐の後の穏やかさなのか。また、随所に顔を出すのは大切な故郷への溢れる想い。熱いけれども、諭すように、諌めるように感情や情景を凝縮していく手法。震災以降の生活においては切実で、示唆に富んだ声明がここにあります。とは言え、クールなトーンでありながらも気さくなムードが垣間見えるのは、結局、氏のパーソナリティーから来るものか。逆説的には、SOULSETを初め、何をやっても「としみはとしみ」。激情と気変わりが捕えて離さない俊美兄貴の面目躍如です。
TOKYO No.1 SOUL SETのヴォーカル、ギター、サウンド・プロダクション担当。
独自のメロディとカラーを持つヴォーカルは各方面で定評があり、様々なアーティストの作品への参加、近年ではプロデュースワークもこなす。
2010年1月20日には自身の音楽的好奇心を反映し試みるプロジェクト、THE ZOOT16のメジャーデビューアルバム『ヒズミカル』をリリース。2月24日にはTOKYO No.1 SOUL SETの活動20周年記念ベストアルバム『BEST SET』を発売。2011年2月9日には様々な女性アーティストを迎えてのコラボカバーアルバム「全て光」をリリース。また、福島出身のミュージシャンとクリエーターで2009年に結成されたバンド「猪苗代湖ズ」(渡辺俊美はBASS担当)として、2011年12月31日には第62回NHK紅白歌合戦に出場。2012年1月14日~2月26日まで、渡辺俊美、初となる個展「ソバカス」(会場:勝どきbrf)を開催。2月8日には、THE ZOOT16初のベストアルバム「Z16」をリリース。そして、翌週2月15日には、過去4タイトルリリースした、ジャズ・コンピレーションCD「BRUSHING WORKS INTER PLAY」の、最新作にして、ベストセレクト盤「BRUSHING WORKS INTER PLAY My Favorite Swings」をリリース。さらに、3月14日には、TOKYO No.1 SOUL SET約3年ぶりとなるオリジナルアルバム「Grinding Sound」をリリース。今後さらなる活動展開を予定している。
http://www.watanabetoshimi.com/
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