“Almost A Rainbow”
<TRACK LIST>
虹のない人生なんて。
年間ベストに数多く取り上げられた前作「最近のぼくら」から11 ヶ月。
Analogfish 待望のニューアルバムはフレッシュな躍動感を伴ったバンド史上最速のインターバル
で発表する風通しの良いシティロックアルバムです。
盟友ASIAN KANG-FU GENERATION からのラヴコールに加え、近年ではその強力なメッセージ性から、やけのはら、田我流といったヒップホップアーティストと交流も信頼の証し。コンスタントなライヴ活動の中でAwesome City ClubやHomecomings 、Yogee New Wavesといった新進アーティストからのリスペクトを集める彼ら。
昨年(2014)の年間ベストアルバムに各所で取り上げられた「最近のぼくら」に続く待望の新作はオルタナティヴな音楽要素とポップセンスを織り交ぜた意欲的でオープンな感触です。
とりわけ、そんな風通しの良さが象徴的な佐々木健太郎によるリードトラック「Baby Soda Pop」は現在のシティポップブームにシンクロするドリーミンなポップチューン。キラキラと眩しいシンセサイザーのシークエンスを主体にしたカラフルでエレポップ風なサウンドが印象的。イメージチェンジが大胆に施されるもファンキーなリズムに身体能力の高さを活かしたエモーショナルな歌唱が際立つ斬新さには大きなインパクトがあります。
一方、ハートウォーミングな温もりとシャープな切れ味を併せ持つもう一人のソングライター、下岡晃のメロディ&リリックセンスは今作も健在。「No Rain (No Rainbow)」を初め洞察力に優れた歌詞、ポップマナーに則ったキャッチーな楽曲は粒揃いで幅の広い仕上がりに。少し肩の力を抜いたようにリラックスした風情を交えた旺盛な音楽的探求心は創造性とポピュラリティのバランスを取る事に成功しています。ソリッド且つシンプルなバンドサウンドを基本としながらも、様々な工夫を凝らした表情豊かでブライトな感性の息吹に満ちた傑作です。
3ピースにして2ボーカル+1コーラス。唯一無比のハーモニーを響かせる希代のロックバンド。
下岡晃(G, Vo.)が問題提起する社会的なリリックと佐々木健太郎(B, Vo.)の情熱的な人間賛歌が見事に交差する楽曲群が魅力。
それを支える扇の要、斉藤州一郎(Dr, Cho.)のしなやかでファットなプレイと垢抜けたコーラスワークが高い評価を得る。
共演ミュージシャンはもとより、映画、小説、漫画等、各界クリエイターからのラブコールは止みません。
Official WEB→ analogfish.com
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