オライビ、豪華ゲスト参加の3年ぶりサードアルバム「new rain」リリース決定!
オライビ、3年ぶりのサードアルバムは、
フリーフォームなドラミング、アーシーなビート感と繊細なエレクトロニクス・サウンドが交差する、
オーガニック・スタイルのミニマル・ミュージック。
OLAibi「new rain」
2012.10.17 On Sale
PECF-1055 felicity cap-157
定価¥2,625 (税抜価格¥2,500)
全12曲
01. TARI
02. the birds does not see
03. new rain
04. niufive feat. カヒミ カリィ
05. seed feat. 加瀬亮, 高木正勝
06. BooDoo
07. Bukarabu
08. moon
09. abire feat. ハナレグミ, 高木正勝
10. storm
11. bocoe feat. 高木正勝
12. soon
【参加ゲスト】
高木正勝, カヒミ カリィ, 加瀬亮, ハナレグミ, オオルタイチ, ウタモ, AyA(OOIOO),
川村亘平, 濱元智行, マーク・ボスウィック(ジャケット写真)
【録音】
原浩一(rec, mix, mastering), ZAK(rec), 内田直之(rec)
OLAibi 3年振りとなるサードソロアルバム『new rain』。1、2枚目のいわゆる、太鼓ものからイメージ一新、本業(打楽器)以外、大半の楽器やミックスにも手を広げた、大地を感じさせるようなオーガニックなサウンドに電子音が融合したミニマル・ミュージック。パーカッショニストが奏でる音楽として、反復の要素が多く見られる土着的なサウンドメイクが従来よりの特徴ではありますが、今回、新たに実験的かつ室内楽的で密室性の高いテイストを配合しました。「動」と「静」、両者間に横たわる隔たりを、ここではそのどちらの側面をも表現することに成功しています。一見、無機質に思われがちなエレクトロニクス・サウンドの導入は、却って開放感を感じさせるサウンドへと。肉感的でフリーフォーム、コンガやガムランなどを中核とした民族音楽のような、お馴染みのメンバー、AyA(ベース、OOIOO)と川村亘平、濱元智行(共にガムラン奏者)が繰り出すプリミティブなリズムを土台に、電子音を活かしたフリージャズ的展開は自由なビートで。そこに加わるシンセや効果音がキャッチーで、醸し出される演奏の印象はポップな風合いに。OorutaichiやYTAMOとのコラボレイションに見られるように、SEでも職人ぶりをいかんなく発揮した、意欲やアイデアに満ちた表現方法は新機軸です。また、以前は氏のライブメンバーであり、互いに信頼を寄せ合う高木正勝のリリカルで洗練された旋律、時にバロック風なピアノの響きも素晴しく、アルバム全体が、美しいメロディとフリーな響きが混然一体となった組曲風な印象があります。躍動と静寂の美しい流れといい、ハナレグミの浮遊感ある流麗な歌声やカヒミ カリィ、加瀬亮による存在感があり凛としたポエトリー・リーディング等も交えた、ある種、プログレッシブな展開が様々な風景を映し出すような傑作です。良質な映画を見終わったあとの余韻を感じることが出来るような。多様な価値観や、様々なアイデアを持ち込んで音楽やアートに携わる自由度の高い創作活動。セオリーに捉われないものをクリエイトせんとす、アーティスティックな野心の発露がここに。ジャケット写真は友人のマーク・ボスウィックによるもので、ブックレットは加瀬との共作。そうした動きも決して一朝一夕で生まれた訳ではなく、日々、地道なライブ活動での刺激的な出会いによるものであり、それは、既成のマーケットや旧来の体制には収まり切らないものなのです。