INTERVIEW

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KEIZOmachine! インタビュー

  • 2019.03.25

KEIZOmachine! インタビュー

Interview & Text 高木"JET"晋一郎

―KEIZOmachine!さんは昨年6月に「ONSEN CALIENTE feat. Kumar Sublevao-Beat」をYouTubeにアップし、配信リリースもされました。あの楽曲はHIFANAではなく、ソロ名義でのリリースになりましたが、ソロでの制作を進められたキッカケは?
昨今の音楽ネット事情の進化を肌で感じていたので自分ひとりでもソロ作品を気軽にリリースしたいという思いがありました。そんな時に僕の兄のIzpon(パーカッショニスト)の紹介で来日中のスペイン在住のキューバ人Kumar Sublevao-BeatのLiveを浅草に観に行ったんです。彼のLiveではMPC(サンプラー)を叩きつつプログラミングされたビートをかけながら歌うというスタイルに思わず踊ってしまいました。そして僕がソロ作品を作っていて歌ってくれないかというオファーに快くのってくれて僕の家に遊びに来てくれたんです。空いてるいくつかのデモトラックを聴かせたところ、1つのトラックを気に入って歌いだしたんです。「じゃあ録音しよう!」ってできたのが「ONSEN CALIENTE」でした。日本に何日かいるということだったので、すぐにロケーションのいい温泉宿を探してMVを撮影しに行きました。iPhoneだけで(笑)。ちょうどiPhoneにもつけられる揺れない君(スタビライザー)を買ったばっかりだったのでね。
旧友のグラフィックデザイナーの志気慶二郎氏に歌詞の文字デザインをしてもらい、GROUNDRIDDIMチームにエフェクトを加えてもらって完成させたんですがカット割りは自分でパソコンでやりました。

―ソロとしてそういったスピード感が欲しかったという感じですか?
ソロプロジェクトも始めようと意気込んでいた時期だし、制作はもちろん配信まで全部自分で出来る時代になっていたのでそこに興味がありましたね。
結局一人ではできませんでしたけど(笑)。

―そして3月15日にリリースされる「UPSIDEDOWN」には、m-floのVERBALがフィーチャリングで参加となりました。VERBALさんとはキャリア的なつながりはあったんですか?
ありませんでした。ラッパーとして声とフロウが格好いいので昔から好きでした。今回はダメ元でお願いしたんです。

―今回の「UPSIDEDOWN」というテーマについて教えて下さい。
「あべこべ」がテーマの曲なので、まずキックとスネアの配置が逆になっています。通常ドラムは、ドッチッタ(キック/ハット/スネア)の配置ですがUPSIDEDOWNでは「タッチッド(スネア/ハット/キック)」になっています。
歌詞に関しても上から読んでも下から読んでも同じに発音になる回分を多用しています。
「まさかさかさま?」「カッケーけっか」「レーダーのるのだーれ?」など。
VERBALさんと一緒に回分の作り方をネットで見たりしていましたが、彼が作ってきたものはさすがの一言でしたね。

―ビートが一瞬追いづらいと思ったのはそれが理由だったんですね。
「あれ?」ってなりますよね(笑)。そういうちょっと変な感じも楽しんでもらえるといいですね。キックととスネアの配置が逆の曲で「UPSIDEDOWN」っていう新しいジャンルを作ろうかなとか妄想していました(笑)。
MVはいつも一緒に活動しているGROUNDRIDDIMのメンバーにデジタルハリウッド大学の教員をしている仲間がいて、生徒さんに授業の一環としてMVを作るのはどうだろうというアイデアをもらったんです。複数の生徒さん達に細かくパートごとに作ってもらって、それを組み合わせたのがこの曲のMVです。デジタルコラージュのいい作品になりました。
VERBALさんの声の録音とMVの撮影自体は4年前にしたものですが、なかなかリリースに至りませんでした。VERBALさんはファッション畑の人でもあるので申し訳ない気持ちが強かったです。MVでの彼のファッションは4年前の彼のお気に入りで今とは違うでしょうから。今回こうしてようやくリリースできることを本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。

KEIZOmachine!「ONSEN CALIENTE feat. Kumar Sublevao Beat」
【linkfire】 https://fanlink.to/onsen

KEIZOmachine!「ONSEN CALIENTE feat. Kumar Sublevao Beat」
【linkfire】 https://ssm.lnk.to/usd

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PROFILE
KEIZOmachine! (HIFANA)ケイゾーマシーン
KEIZOmachine! インタビュー

プロデューサー、DJ 、パーカッショニスト、完全手動エレクトロユニットHIFANAのメンバー、Killer Tune Digger

HIFANAは音と映像を同期させていく独創的なLIVEパフォーマンスと、そのオリジナルな楽曲群が世界中のクリエイターの間で話題となり、これまでに多くの映像作品/空間演出などをはじめミュージシャンとしての枠を越え世界を舞台に活動を行う。
国内のみならず、フランスは(2008年当時)EMI/Virgin傘下レーベルDELABELからリリース。2ndアルバム収録曲『WAMONO』のプロモーションビデオが文化庁メディア芸術祭の優秀賞を獲得。2010年のNIKE Music Shoeの広告映像ではテクノロジーを駆使したクリエイター集団Rhizomatiksとのコラボレーションによりカンヌ広告祭をはじめ、NYのONE SHOWやアジアを代表するADFESTなど、さまざまな広告賞を受賞。
また英語が多いクラブ・ミュージックシーンの中で日本語や和なサウンドを早くから取り入れ、和のサウンドを使うアーティストとしても認識されていることから、NHK大河ドラマ「女城主 直虎」の番組宣伝ムービーでの演奏と出演。国宝・彦根城築城410周年祭のプロモーションムービーでのサウンドプロデュースと出演などもしている。
一方、KEIZOmachine!としてのソロのライブやDJではフランス、ベルギー、ドイツ、ロンドン、台湾、中国、タイ、ミャンマーなどでもプレイ。またNHK WORLDのプロジェクトであるDJ DOMOのサウンドプロデュースや高圧洗浄機を使用して壁の汚れを落としていくことで絵を描いていくエコアート、リバースグラフィティのプロデュースなどその活動は多岐に渡る。

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