“Big fish”
<TRACK LIST>
前作アルバム『PICTURE』発表後、MOCKY によるリミックスを収録した 7 インチシングル「Moebius」、イタリア録音となった BIOMAN(neco 眠る)との共作インストアルバム「Villa Tereze」、CM 音楽提供など様々な活動をおこなってきた王舟。
5 月 22 日、ついに 3 年ぶりとなるオリジナルアルバム『big fish』をリリースします。
昨年リリースの両 A 面 7 インチシングル「don’t hurt pride / Muzhhik」で描かれた、ウェルメイドなソング・ライティングとアレンジ、そして先鋭的な音作りが更に深化。瑞々しさと円熟、アコースティックとエレクトロニクス、アナログとデジタルを美しく溶け合わせるような、王舟流ポップスの精髄ともいえる作品が完成しました。
アコースティック・ギターとドラムス、ウッドベース、ピアノの有機的な演奏に詩情溶け込むアンビエントがたゆたっていく「Sonny」。ダイナミクス溢れるリズムとキャッチーなリフレインが心を躍らせる、トクマルシューゴらもコーラス参加した王舟流ミニマル・ファンク「Lucky」。
まるで < フォーキー DTM> とでもいうべき、デジタル・テクノロジーから優しさに満ちた人肌の感触が紡がれる「0418」。
アルバム収録に際してより鮮烈なミックスが施された先行曲「Mushhik」。クラヴィネットとファットなリズム、空間を活かしたアンサンブルと大胆な展開が不敵なクールネスを発散する「Tamurou」。類まれなメロディーメイカーとしての魅力が詰め込まれたブリージーなシティ・フォーク「Come Come」。現代宅録ポップシーンで再注目アーティストといえる tamao ninomiya をコーラスに迎え、オルタナティブ R&B 以降のドープネスを描き出す「kamiariana」。巧みな曲構成と、丸みあるクルーナーからファルセットまでを駆使し、更に表情豊かにその表現力を増したボーカルが秀逸な「Rockin' River」。ミシシッピ・ジョン・ハートを思わせる巧みな 3 フィンガー・ピッキングと歌声、そして盟友 mmm によるフルート・プレイが瑞々しいチェンバー・ポップ「Greenish」。リズム隊が作り出すコージーなグルーヴに、潮田雄一による滋味深いスライド・ギターが載るオールド・タイミーなフォーク・ロック「Higher Night」。そして、一日を終える夕景が豊かなイマジネーションとともに眼前に広がり、ノスタルジーと明日への希みが感動的に融合する「Family Museum」。
既存のジャンル的常識から浮遊した、王舟ならではの奔放でいて精緻なサウンド・メイクを纏うこれら全 11 曲は、ミツメや堀込泰行なども手がける田中章義によるアイデア溢れる高精度ミックス、バーニー・グランドマン・マスタリング・スタジオでの最終工程によって丁寧に磨き上げらました。
DTM 全盛たる現在と強く共振しながらも、これまで受け継がれてきたきた様々な音楽遺産を深く消化し、そして来るべき音楽の形までもを見据えた、< ポップスのこれから > を静かに提示する大傑作アルバムの登場です。
参加メンバー:
北山ゆうこ (Dr.)、千葉広樹 (Ba.)、潮田雄一 (Gt.)、mmm(Pf., Cho.)、tamao ninomiya(Cho.)、トクマルシューゴ (Cho.)、見汐麻衣 (Cho.)、Annie The Clumsy(Cho.)
2014年7月、多くのゲストミュージシャンを迎えてバンド編成で制作したデビューアルバム「Wang」をfelicityからリリース。
2015年11月、12インチ重量盤シングル「ディスコブラジル」をリリース。B面にはnakayaan(ミツメ)によるリミックス収録。
「ディスコブラジル」のミュージックビデオは、UKのアーティスト、KINDNESSことアダム・ベインブリッジが監督。
2016年1月、たったひとり、宅録で制作した2ndアルバム「PICTURE」をリリース。
2016年9月、MOCKYによるリミックスが収録された7インチシングル「Moebius」をリリース。
2018年5月、BIOMAN(neco眠る)と共作でインストアルバム「Villa Tereze」をイタリアにて制作、NEWHERE
MUSICからリリース。2019年5月、宅録とバンド演奏を融合させた3rdアルバム「Big fish」をリリース。2020年放送「ドラマ24
コタキ兄弟と四苦八苦」にて劇伴を担当。バンド編成やソロでのライブ活動のほか、CMへの楽曲提供、他アーティスト楽曲へのゲスト参加、プロデュースなどもおこなっている。
http://ohshu-info.net/
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