ソング・フォー・ニュー&クリア・エイジ

木を見て森を見るように。
新しくて澄んでいる、センス・オブ・プロポーションが問いかける本当に大切なものとは。

新しい価値基準を模索しながら前進するロックバンド、アナログフィッシュ。「ニュークリア」、1年半振り待望のニューアルバムです。脱原発イベントNo Nukes 2012 への出演、先行公開曲「抱きしめて」が後藤正文(ASIAN KUNG-FUGENERATION)が発行するTHE FUTURE TIMES 04 で大きく取り上げられるなど、先の震災以降、ある種の啓示性を持ち合わせ、時代の核心をえぐり取るようなリアルなメッセージが大きな共感を呼びました。一方で、都会のちっぽけな日常の風景を切り取り綴った、やけのはらとのコラボレーション曲「City of Symphony」も話題に。生活の中に入り込んで切実に響く機微、悲喜こもごもが描かれています。膨大な知識に囲まれ、国際化した情報に振り回されている感がある現代で大きいものと小さいものを混同しないように。重要なこととそうでないことを識別する感覚、「大局観」を今こそ磨く時です。そんな時代のサウンドトラックといえる決定盤が完成しました。アジテートではなく音楽が先に立った説得力、穏やかな革新性を内包し贅肉を削ぎ落として引き締まったバンド・アンサンブルがここにあります。ずっしりと聴き手に突き刺さる、地に足の着いた全11曲。情報の範囲が拡大することで、自身のありようが不確かになりそうな今日にこそ響き渡るはずです。

3ピースにして2ボーカル＋1コーラス。唯一無比のハーモニーを響かせる希代のロックバンド。
下岡晃(G, Vo.)が問題提起する社会的なリリックと佐々木健太郎(B, Vo.)の情熱的な人間賛歌が見事に交差する楽曲群が魅力。
それを支える扇の要、斉藤州一郎(Dr, Cho.)のしなやかでファットなプレイと垢抜けたコーラスワークが高い評価を得る。
共演ミュージシャンはもとより、映画、小説、漫画等、各界クリエイターからのラブコールは止みません。

Official WEB→ analogfish.com