INTERVIEW

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(1+1)×2=4!「NEW QUAD」発売記念 スペシャル クロストーク インタビュー 【カジヒデキ×KENSUKE.A】

  • 2013.08.07

SISTER JET with DOTS+BORDERSにあって、高感度な音楽アンテナを持つベースのカジヒデキとドラムのKENSUKE.A。常に新しい音楽を探し続けている2人がヴィンテージ感覚とモダン感覚が同居する新作アルバム『「NEW QUAD」2×2=4 / very well LP.』に持ち込んだものとは果たして?
――KENSUKEくんのドラムとカジくんのベースからなるリズム隊は今回一緒にプレイしてみていかがでした?
KENSUKE 「自分の想像以上にカジさんはベースを弾きまくってるなって、ドラムを叩きながらずっと思ってましたね」

カジ 「そうだね。ここ最近、ソロのライヴではまたベースを弾く時もあるんだけど、レコーディングでこんなにベースを弾いたのは久々かも。でも、堀江くんとやってるDOTS+BORDERSでは……といっても前回のEP『TOKYO TAPES』は14年前なんだけど(笑)、意識してソロとは違うことをやってるつもりだし、2人なったSISTER JETはSISTER JETで2人でやっていく覚悟があっただろうから、「やってやる!」っていう2人の意気込みに僕らが煽られたところもあったかも」

KENSUKE 「最初は「やってやる!」どころか、かなり緊張してたんですけど(笑)、音を出しちゃえば、いつも通りいられたから、「やってやる!」っていう意気込みが音を通じて伝わった瞬間もあったかもしれませんね。あと、今回の録音作業は、ちょうど、ストロークスやフェニックス、ヴァンパイア・ウィークエンドなんかが一気に新作を出したタイミングだったので、カジさんとはそういう新譜とか音楽の話で盛り上がりましたよね」

カジ 「そうそう。それで今回のアルバムに関係しているアーティストだとイアン・デューリーとかもね。個人的には、ずっと彼のパブ・ロックの泥臭い感じがすんなりとは馴染んでなかったんだけど、3年前に英国で公開された『Sex & Drugs & Rock & Roll』っていう彼の伝記映画をきっかけに物凄くハマって。で、今回はブリティッシュなテイストをイメージしてたから、自分のなかでもイアン・デューリー熱が盛り上がって、彼がよく使ってた“VERY WELL”っていうフレーズをこのアルバムで使ったんですよ」
――それが“VERY WELL”というフレーズをフィーチャーしたアルバム・タイトルの秘密なんですね。では、今回のレコーディング中、KENSUKEくんのマイ・ブームは?
カジ 「KENSUKEくんは色んな音楽を聴いてるもんね」

KENSUKE 「僕は常に色んな音楽を聴いてるので、ブームのタームがすごく短くて。ちょうどレコーディングの時は自分のなかで盛り上がったストロークス熱から、彼らが使ってるようなアナログ・ディレイのエフェクターを使ってみたりしましたね」

カジ 「でもさ、若い時って、自分の音楽を好きなアーティストに近づけようとするじゃない? 今回でいうと、当初、2人はストロークスを意識してたところもあったと思うんだけど、堀江くんから「お前らはストロークスじゃねえんだよ!」って突っ込まれてたよね(笑)。そのやりとりを一歩引いたところで面白いなと思いながら見てたんだけどね(笑)」

KENSUKE 「ははは。確かに。そういうやり取りは今回のレコーディングならではだったかも」
――というわけで、新譜チェックに余念がない2人にここ最近聴いているアルバムを紹介してもらいたいんですけど。
KENSUKE 「じゃあ、僕から。僕は女性アーティストが好きで、シンガー・ソング・ライターもので、LUCY ROSEのデビュー・アルバム『LIKE I USED TO』とNataly Dawnの『How I Knew Her』。それからイギリスのソウル・シンガー、LAURA MVULAの『Sing To The Moon』を最近よく聴いてますね」

カジ 「LAURA MVULAのアルバム、すごくいいよね。Adelっぽさもあるけど、あそこまで王道のソウルじゃなく、洗練された作風というか」

KENSUKE 「それからRobbie Willamsは最近知ったんですけど……」

カジ 「元々、TAKE THATっていうアイドル・グループにいた人だよね」

KENSUKE 「去年出た『Take the Crown』ってアルバムはニューオーダーみたいな音作りがすごく良くて、なかでも「Candy」っていうシングル曲が飛び抜けていいんです」

カジ 「自分の顔をジャケにしてるところがイギリス人っぽいというか(笑)、ロビー・ウィリアムスのこういう自己主張が強いセンスは好きだな」

KENSUKE 「それから『IN LOVE』っていうのは、PEACEっていうイギリスの4人組バンドのアルバムなんですけど……」

カジ 「ああ、PEACEはいまイギリスで話題になってるよね。これはまだ聴けてなかったんだよなぁ」

KENSUKE 「一聴した時、90年代っぽくもあるし、00年代っぽくもあるし、ここ10年の音楽の流れを1枚に入れ込んだ内容がピンと来たんですよね」
――この5枚にKENSUKEくんなりの傾向ってあったりするの?
KENSUKE 「僕、自分の好きなテイストはかなり偏ってるというか、ストライク・ゾーンが狭い気がするんですけど……あ、でも、この5枚はメジャー感があるというか、きっちりプロデュースされてるアルバムかも」

カジ 「そうだね。メジャーなポップ感とインディーズの活きのいい感じがミックスされているというか、TOPSHOPの店内BGMに選ばれそうなアルバム・セレクションだね(笑)。こういう感じ、好きだなー」
――じゃあ、カジくんの5枚は?
カジ 「まず、TRACY THORNはもともとMARINE GIRLSとかEVERYTHING BUT THE GIRLってグループで活動してた女性アーティストなんだけど、この『Tinsel And Lights』はクリスマス・アルバムでとってもいいよ」

KENSUKE 「あ、EVERYTHING BUT THE GIRLの人なんですね。あと、このMELODY'S ECHO CHAMBERは超欲しかったんですけど、迷ってて、結局、まだ買ってないんですよ。このアルバム、どうなんですか?」

カジ 「凄くいいよ!フランスの女の子のプロジェクトなんだけど、ギター・ポップ的だったり、シューゲイザー的だったり、バランスが取れたアルバムだね」

KENSUKE 「分かりました。買います!(笑)」

カジ 「それからShe & Himの新しいアルバム『Volume 3』は……」

KENSUKE 「She & Himはその一つ前のアルバムは買いました! 60年代のガール・ポップをハイ・クオリティで再現してて、この人たちは間違いないですよね」

カジ 「じゃあ、このVeronica Fallsの『Waiting For Something To Happen』ってアルバムは聴いた?」

KENSUKE 「や、知らなかったです」

カジ 「いわゆるロンドンのインディーズ・シーンから出てきたって感じのバンドなんだけど、そこから頭一つ抜けて、TOPSHOPで流れてもおかしくないクオリティのアルバムで、1stも良かったけど、これはC86的でより聴きやすい」

KENSUKE 「後でメモらせてください(笑)」

カジ 「じゃあ、最後の一枚、ちょっとダンス・ミュージックの要素も入ってるHAIMの新しいシングル「FALLING」。まだアルバムが出てないバンドなんだけど、LAの女性3人組のバンドで、いまイギリス・メディアで話題なんだよね」

KENSUKE 「さすが、カジさん。勉強になります!」
――2人ともレコーディング中はこんな感じで音楽談義をしてるわけですね。ちなみにこういうアルバムはどこでチェックしてるんですか?
KENSUKE 「僕はインターネットだったり、あとはラジオが一番多いかも。ラジオで流れて引っかからなかったら、別にいいかなって思っちゃうんですよね(笑)」

カジ 「僕もインターネットをチェックしたりするけど、あんまり細かく新しいバンドを追いかけすぎても面白くないので、そうなると自ずとJETSETだったり、BIG LOVEだったり、いくつかあるアンテナ・ショップのサイトになるかも。やっぱり、一番新しい音楽情報はそういうところから発信されてるし、そういうサイトで紹介されてる新譜のポップ感はさじ加減がいいというか。今回の『「NEW QUAD」2×2=4 / very well LP.』がTOPSHOPでかかるかどうかは分からないけど、結局のところ、僕もKENSUKEくんもポップなものが好きなのは確かだろうね」



■KENSUKE.A selection

LUCY ROSE『LIKE I USED TO』LUCY ROSE『LIKE I USED TO』

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Nataly Dawn『How I Knew Her』Nataly Dawn『How I Knew Her』

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LAURA MVULA『Sing To The Moon』LAURA MVULA『Sing To The Moon』

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Robbie Willams『Take the Crown』Robbie Willams『Take the Crown』

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PEACE『IN LOVE』PEACE『IN LOVE』

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■カジヒデキselection

TRACY THORNTRACY THORN『Tinsel And Lights』

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MELODY'S ECHO CHAMBER『MELODY'S ECHO CHAMBER』MELODY'S ECHO CHAMBER『MELODY'S ECHO CHAMBER』

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She & Him『Volume 3』She & Him『Volume 3』

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Veronica Falls『Waiting For Something To Happen』Veronica Falls『Waiting For Something To Happen』

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HAIM「FALLING」HAIM「FALLING」

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  • 2013.08.07 On Sale
  • PECF-1076 / felicity cap-178
    [CD] ¥2,190 with tax

<TRACK LIST>

  • Lair's High / ライアーズ・ハイ
  • Manufactured Monkey Dance / マニファクチャードモンキーダンス
  • Have a Cappa Tea / カパティ
  • Don't Go Surfing / ドント ゴー サーフィン
  • S.J.D.B. / アーサー・ブラウンに捧ぐ
  • (Too Rich To Drink) Cheap Wine / チープワイン
  • Alarm, Delay / アラーム、ディレイ
  • Unsquare Monkey Dance / アンスクエアモンキーダンス
VIDEO


PROFILE
SISTERJET with DOTS+BORDERSシスタージェット ウィズ ドッツ・アンド・ボーダース
(1+1)×2=4!「NEW QUAD」発売記念 スペシャル クロストーク インタビュー 【カジヒデキ×KENSUKE.A】

[SISTERJET]
限りなく米国に近いトーキョー、福生発のロックンロール・バンド。
2009年「三次元ダンス LP」でアルバムデビュー。
2012年にベースが脱退し、2人組に。新生ジェットとして、2013年5月に「3-1=2 / No Limit e.p.」をリリース。ギターとドラム、ベースレスで全ての演奏をこなす、ミニマムな編成から繰り出されるビート・エクスプローションはマキシマムなリズム&ロッキンブルース。
また、2013年8月には堀江博久(key)とカジヒデ キ(b)からなる伝説のユニット DOTS+BORDERS を迎えたコラボレーションによる「NEW QUAD」 2×2=4/ very well L.P. をリリース。ブリティッシュ・フィーリング全開のグルーヴィーなロック・コンボが話題になりました。
2013年12月にオオナリヤスシ(b)が電撃加入。トリオに戻って初めての今作『X X X 』(2014年)は第二のデビュー盤と言えるでしょう。

http://sisterjet.com


[DOTS + BORDERS]
1998 年結成。1999 年11 月、トラットリア・レーベルより5 曲入りのミニ・アルバム『TOKYO TAPES』をリリース。
2009 年、10 年ぶりに活動再開。カジヒデキ主催のイベント「BLUE BOYS CLUB」で10年ぶり2度目のライブを行うなど話題に。
neil and iraiza、コーネリアス、PUPA の他にも、キーボーディストにとどまらず、最近ではハイエイタス等でプロデューサーとして活躍中。
ソロアーティストとしても始動間近の堀江博久。片や、1996 年のソロデビュー以来、作品以外にもライブにCF にと精力的に活動中。
2013 年2 月にスウェーデンの冬にスポットライトをあてた最新作、『Sweet Swedish Winter』をリリースしたカジヒデキ。ドットとボーダーな
2 人組は類稀なるポップセンスがウリのソングライターチームです。

堀江博久Twitter
https://twitter.com/hirohisahorie

カジヒデキHP
http://hidekikaji.net/

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  • PECF-1096 / felicity cap-199
    [CD] ¥2,500 with tax
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  • 2013.08.07 On Sale
  • PECF-1076 / felicity cap-178
    [CD] ¥2,190 with tax

<TRACK LIST>

  • Lair's High / ライアーズ・ハイ
  • Manufactured Monkey Dance / マニファクチャードモンキーダンス
  • Have a Cappa Tea / カパティ
  • Don't Go Surfing / ドント ゴー サーフィン
  • S.J.D.B. / アーサー・ブラウンに捧ぐ
  • (Too Rich To Drink) Cheap Wine / チープワイン
  • Alarm, Delay / アラーム、ディレイ
  • Unsquare Monkey Dance / アンスクエアモンキーダンス
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