INTERVIEW

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下岡晃(アナログフィッシュ)×やけのはら スペシャル対談

  • 2013.04.30

part1

下岡さんとやけのはらさんって、詩人としての今の世の中の切り取り方、語り方に凄く相通ずるものがあると感じていて。まず、自分達の音楽にとって歌詞とはどういうものだと捉えていますか?
やけのはら 「僕の場合はDJとかリミックスとか、歌詞のない表現もしているので……下岡さんって、歌詞がない表現は自分の中であり得ると思いますか?」

下岡 「俺にとっては、それはあり得ないです。歌詞がないと俺は音楽作れない」

やけのはら 「じゃあ意味のない歌詞は? 歌詞には意味がないとダメ?」

下岡 「意味がないとダメ。で、日本語の歌詞じゃないとダメ。友達と話してても別に歌いたいことはないって言ってる人は結構いるんだけど、俺はそれがわからなくて。そういう意 味では、歌いたいことがなかったことがないし、そのネタが切れたこともないし。バンドで上京してきた時も曲を作るっていうか、ひたすらノートに歌詞ばかり書いてたし」

やけのはら 「たとえば、自分の使う言語としての距離感や理解度が英語も日本語も同じぐらいあったとしたら、英語でもありっすか?」

下岡 「うん。でも、それは俺の問題というよりは、日本に住んでる人が全員そのぐらいの理解力だったら英語もアリってこと。ただ、言語って文化だから。仮に英語を喋れても、日本にしか住んだことがなかったら、たとえばイギリスで生まれた英語の曲を100%は理解できないと思ってる」



それってつまり、たとえばイギリスの歌にFish&Chipsって料理の名前が出てきたとして、その裏には労働者階 級の視座があるわけですけど、そういう文化的背景がちゃんと理解できないみたいなこと?
下岡 「そうそう。そういうのがイヤなの」

やけのはら 「それは確かにそうですね。でも、僕が思うのは、歌詞の意味性にばかり偏って音楽全体のバランスの中で歌詞ばかりが強くなると、雑な言い方で言うと、音楽的にダサくなってしまう可能性があるというか。音楽の良さってもっと多面的なものなはずで、それが意味性に偏る危険性って考えたりしません?」

下岡 「それはね……ある!(笑)」

やけのはら 「あるんだ(笑)。それこそ録音も凝らなくて、家で弾き語りで悪い音でも『俺のこの想いと言葉が伝わればいいんだ』ってことになっちゃうじゃないですか。まぁ、そういうパッケージングの面白さや良 さもあるけど、アナログフィッシュは違いますよね」

下岡 「僕、自分で自覚してるのは、放っといたら根がフォークの人なんです。メロディーを作らないっていうか」
ん? それってどういうことですか?
下岡 「とにかく歌詞を書いて、その言葉を自分が持ってる固有のメロディーみたいなもので歌っちゃう感じ。ピアノとかギターを弾いて作曲する感じではないんです。……ただ、僕はバンドのアレンジが凄く好きなんです。だから僕の曲の場合、歌詞を書いて、その次にバンドでアレンジをするっていう作り方なんですよ。そのバンドのアレンジが、アナログフィッシュの音楽をロックたらしめてる理由だと思うんですよね」

やけのはら 「なるほど。ラップは基本的に、最初にBPMだったりコード感や 雰囲気感だったりがある、つまり音先なんですよね。僕の場合はそこまで決め込まず、なんとなくのイメージだけで先に歌詞書いちゃったりもするんですけど。でも、下岡さんみたいにノートに文字だけ書いてそこから曲に膨らますっていうのは、スゴいなと思いますね」

下岡 「俺、逆にすでにあるメロディーとかオケに対して歌詞を書くってことはできないの。言葉が何かで規定されていくのが苦手なんですね」

やけのはら 「やっぱり、音楽における歌詞や意味性に対するプライオリティーの高さを感じますね(笑)。だって、ここはメロディ的に3文字でって言われても、4文字にしたいんだ!ってことですもんね?」

下岡 「まぁ最終的に歌詞書いてアレンジしていく中で、メロディをはしょったり長くし たりしなきゃいけない局面は絶対に出てくるんだけど。でも最初に全体を作る時にもう決まってるのはもう無理っていうか。言葉が消去法になっていくのがイヤなの」

やけのはら 「あ、でもそれは自分も思うことがあって。日本語を聴こえのいい英語っぽくラップするのが流行ってて、自分も聞く分には好きなんですけど。そうなると、言い方や聴こえ方を面白くするために特に言いたくない言葉を言ったり、語呂合わせのためだけの言葉が増えたりすることがあって。僕はあんまりそうはしたくなくて。だから、ラップの人の中ではかなり意味性を重視してる書き方や作り方をしてると思います」




part2

下岡 「やけさんは、たとえば、メッセージをがんがん詰め込んでいって、これ以上行くとダサくなるかもっていうのは作りながらジャッジしてるんですか?」

やけのはら 「そこがなかなか説明のしづらいところなんですけど。僕の場合、自分の中で一番の興味や、やりたいことは意味性じゃないんですよ。 僕の中では歌詞とシンセベースの音色1個は同じまったく重要度を持ってるし、それこそ自分が一番自由に表現できる天職はDJだと思ってますし。ただ、自分がリスナーになった場合、結局は意味性があるものが好きなんですよね。プラス、自分がアイデンティティーを示すことができる、自分の音楽を他の音楽と一番差別化できるのは、やっぱり意味性を伴う歌詞を書いて歌ってる時だという認識もあって。もちろんDJも、他の人にはこういうことはできないっていうDJをやれてるつもりですけど、でも結局、自分が歌詞を書いて自分の声で歌うことが一番代用の効かない自分の、ある種、武器という認識はあります」



それこそやけのはらさんの1stが出た時に驚いたのは、もっとトラックものが多い作品になると思っていたら、圧倒的に歌のアルバム、シンガーソングライターのアルバムだったということで。
やけのはら 「そうですね、ラップという技法を使ってはいても、曲の作り方はあんまりラップを意識してなくて。ロックやポップスみたいにひとつの曲のテーマを考えたりする作り方ではあるんですよね。そこにはまた自分の美意識があって………なんなんだろうな?…………結局、僕が言いたいのは、そ ういう自意識の中、自分の表現の中では、日本語の歌詞の意味性ということに関しては凄く興味があり、その探究を押し進めてはいるわけです。………というややこしい逡巡があります(笑)」

下岡 「あはははは! よくわかりました(笑)」

やけのはら 「でも、僕の歌詞を他の人に歌ってもらいたいっていうのは前から思ってて」

下岡 「あ、そうなんだ」

やけのはら 「それは凄くあります。ただ、他人の歌詞を俺が歌うのはナイんだよなぁ(笑)。あ、でも下岡さんが書いてくれるんだったら歌いたい」
あ、それは聴きたい。
下岡 「ふふ。でも、今回のアルバムを聴いても思ったんだけど、やけさんの歌詞って、やけさんの声じゃないとマズいっぽいよね?」

やけのはら 「え、そうですか?」

下岡 「いや、この言葉をこの声で歌うっていうのが重要だなっていう気がしたけど。この温度感というか、こういう語り口で歌われるからこそ、これだけの効力が生まれるっていうか」

やけのはら 「そうなんですかね? うーん、自分ではイマイチわかんないなぁ」




part3

下岡 「やけさんはいつぐらいからリリック書き出したんですか?」

やけのはら 「初めてラップみたいなのを書いたのは、高校生の時に友達と遊びでバンドみたいなのをやった時だと思うんですがーー」

下岡 「バンドやってたんですか!」

やけのはら 「はい。ま、並列して自分で打ち込みもやってたんですけど。だから1年間まったく歌詞書かなかった年もあったし(笑)。でも、その少ない経験値の中で頑に『何かっぽくない』ものを作ろうとしてましたね」



ちなみに、日本語の歌詞にグッと来たアーティストはどの辺りなんですか?
やけのはら 「まず、清志郎さん、ブルーハーツのマーシー、日本のヒップホップだとECDやキミドリが好きだったなぁ。スチャダラパーも好きだったけど、そういうのはやりたいという気持ちにはならなかった。スチャダラパーって何人か集まってワイワイしながらのアウトプットなんで、ひとりで書いて彼らのような曲を作るのは無理だから(苦笑)。……歌詞という面では、中学生の頃に音楽に出会ったタイミングで清志郎さんが好きだったので、ああいう日本語のロックの表現の仕方やユーモアみたいなものはベースにありますね。あ、フィッシュマンズも好きだったなぁ」

下岡 「佐藤さん(佐藤伸治)の歌詞も、言ったら清志郎さんの文脈だもんね。でも、マーシーさんっていうのが一番納得かな。やけさんの声と言葉のバランスって、マーシーの声と言葉のバランスと似てると思う。あと、言葉のタッチのザクザクした感じというか、気になる言葉を置いていくリズムが似てる」

やけのはら 「それは影響を受けてるので(笑)。酔って気分がいい時は最後にマーシー聴くみたいな、砦の上のほうに大事なものとしてあるから。下岡さんはそういうのないっすか? 奥田民生のお気にのアルバムを聴くとか」

下岡 「俺、ない(笑)。でも、ここで頑張んなきゃっていう時はザ・クロマニヨンズの“エイ トビート”って曲を聴きます」

やけのはら 「へ~! そこまで追いかけてないなぁ。下岡さんは、清志郎さんは好きですか?」

下岡 「好きですね。あと、オザケン(小沢健二)は高校の時にめちゃくちゃ歌ってた。歌ってて楽しいんですよ」
やけのはら 「ユニコーンも好きだったんじゃないですか?」

下岡 「というか、ユニコーンは全部丸暗記してた(笑)。ユニコーンからソロにかけて民生さんの歌詞って、極端に削ぎ落とされ始めてて。俺は普通に模写してたぐらいなんですけど」

やけのはら 「え? ノートに?」

下岡 「ノートに。危ないっすよね(笑)。そうやって言葉の音への乗せ方とか、難しい言葉を使わないで簡単な言葉の組み合わせで奥行きを出すやり方とか、凄い勉強しましたね。その時はた だ好きでやってたんですけど。そういう意味では、坂本慎太郎さんの歌詞も単純で奥行きある感じで凄い好き」
下岡さんもやけのはらさんも、絶対に難しい言葉は使わないですよね。
下岡 「うん。難しい言葉を使わないことと、英語をなるべく使わないことは気をつけてる」

やけのはら 「僕もそうですね。だから自分の場合、歌詞に関してはヒップホップの文脈どうこうとかは考えてなくて、自分が好きな日本のロックに影響を受けて書いてる認識はある。ヒップホップの世界では、そういう人自体が少ないんですよね」
下岡 「確かに。やけさんって、韻とかそういうものはどれぐらいに考えてるの?」

やけのはら 「それはさすがにバランスがあって。韻というのはひとつの決まりごとなんですが、 音が揃ったり言い回しが揃ったりがあることで、音楽的なリズムの聴こえが気持ちよくなるし、楽しくなる。だから、そこは最低限は意識して書いてますね。そうしないとただのポエムをとりとめもなく喋ってる感じになっちゃうので(笑)」

下岡 「確かに」

やけのはら 「オールディーズや古いジャズにも韻はありますしね。要は、韻を踏むっていうのは、音楽のノリを作るシンプルな手法のひとつなんですよ。それを上手く使うことでポップスとしてまとまるっていう側面もある。ただ、そこに引っ張られ過ぎて意味不明な1行ができるのがイヤなんで、引っ張られないように気をつけてるんですけど」




part4

下岡 「(お互いの歌詞カードを見比べて)でも、こうして見比べるとラップって歌詞いっぱ い書く必要があるなぁ………大変ですね(笑)」

やけのはら 「はははは。ちなみに、僕がこのアルバムで一番上手く韻が踏めたと思ってる歌詞を言っていいですか?」
下岡 「ぜひお願いします!」

やけのはら 「発表します! 
<あいつは革命家 それともテロリスト あいつは博愛家 それともエゴイスト>
っていうところですね。これはよくできた! 意味も通りつつ、リズムがばっちり合ってるんで」

下岡 「確かにここは凄い! 僕が一番凄いなって思ったのは、“BLOW IN THE WIND”の<普通じゃないものに今でも夢中さ>っていうライン。これはびっくりした。ヤラれた!と思ったし、あとおこがましいですが、シンパシーも感じました」



じゃあせっかくなので、下岡さんも今回のアルバムの中で、自分的に一番よく書けたなと思うところを教えてください。
下岡 「え!………いっぱい好きなところはあるんですけど……うーん(考え中)……よし決めた、俺は“GOLD RUSH”の2Aのかたまり4行ですね」
<新しい服を買いに行くと言ったきり戻って来なかった/彼女は今でも元気だろうかクローゼットはいっぱいだろうな/根は張り巡らせてるのにここには実も花も成りはしない/聞いた話じゃ遠くの街に大きな花を咲かせてるらしい>っていうところだ。
やけのはら 「なるほど、ここ、いいですよね」

下岡 「ここは言いたいことを気持ちよくまとめられたなと思ってる」

やけのはら 「僕が上手いなと思ったのは、“Watch Out(サーモスタットはいかれてる)”の1サビが<オカルト→サイエンティスト>、2サビが<ファシスト→ナショナリスト>ってなってるところ。前のアルバムの“Hybrid”もそうでしたけど、こういう韻を上手く入れてますよね?」

下岡 「うん、“PHASE”もそういう感じだったしね」

やけのはら 「そういう意味では“Super Structure”の歌詞もよく書けてますよね……って、僕が言うのも変ですけど(笑)」

下岡 「ありがとうございます(笑)。やけさんが挙げてくれた“Watch Out(サーモスタットはいかれてる)”では、<携帯>って言葉を初めて使ったんですけど、スマートフォンって言葉もある今、携帯の意味がどこまで通じるのか?で悩んでて。……言葉にどれくらいの寿命があんのかってわかんないし、ここから先そういう言葉はどんどん増えるはずだから、大変だなと思った。消えてく言葉も多いだろうしね。やけさんは、そういうのは考えます?」

やけのはら 「一応考えます。自分はスマートフォンはもちろん、携帯って言葉も歌詞に入れたことないんじゃないかな。そういうところは堅いっていうか、あんまり新しい言葉を取り入れてないっすね」
それはつまり、自分が作る楽曲を普遍的なものであり続けさせたいっていう意識からくるものなんですか?
下岡 「俺はそう思います。10年後に聴きづらい音楽だったらイヤだなって。あと、流行りの言葉みたいなのを入れることでメッセージが曖昧になるのもイヤだし。ちょっと浮ついた感じになるっていうか」




part5

さきほど出てきた清志郎さん、マーシーさん、民生さんもそうだけど、日常の中で使う言葉や誰もが感じる感覚を綴りながら、そこに上手く社会性を入れていくというのが特徴としてあると思うんです。おふたりの歌詞にも同じことを感じるんですが、その辺りで思うことはあります?
やけのはら 「僕の意識としては、あんまり分けて考えてないっすね。社会みたいなことって、生活と並行にあるものだから。社会あっての生活だし、生活あっての社会だから、自然とそうなるというか。 僕が作ったもので、社会のことを言って部分があると思っていただけるとしたら、それは社会のことを歌おうとしたというよりも、僕自身の生活が社会に近づいてきたっていうことだと思います。普通に生活する中で、もっと社会のことを知ったり考えたりしなきゃいけないと思ったっていう変化がそのまま歌詞に表れてるんだと思う。それは、やっぱり311がきっかけで、もうちょっといろんなことに対する認識を深めようと思ったのが大きいですね。だから、『基本的には生活のことを歌ってる、だけどそこに社会的なことも入らざるを得ない』っていう認識です」
なるほど。
やけのはら 「今って、普通に都市で暮らしてると、直接的なキーワードとして原発とか原子力ムラとか、ファストファッションと か、水みたいな190円ビールの店が駅前に多いとか、いろんなことが前よりも社会と結びついて迫ってくる感じがするじゃないですか。自分の好きな物事や店や価値観がそういうのに塗りつぶされていくような感覚というか……………だから今回のアルバムは、『コンビニエントな社会や仕組みとか、いろんなものを安く済ませたりするのは、本当に生活の豊かさを生むのか?』みたいなことは基本的なテーマとしてありますね」

下岡 「俺が思うのは、仮に曲を作るにしても、『社会とは?』っていう視点だと手がかりがないんだよね。だから絶対に生活の中で何かを発見したり、生活から発展させたりするしかないっていうか………自分の手が触れるところの違和感を辿っていったら社会が出てくる構造しかあり得 ないっていうか」

やけのはら 「いきなり遠い油田の不正を勉強して曲にするっていうのは現実味ないですからね(笑)。そういう直接的なオファーがあれば頑張りますけど」
(笑)。
下岡 「10年前も駅前のマックとか安いなぁって思ってたし、なんか変かもなとは思ってたけど、自分にとってはそれが表現に入ってくる隙間はまだなかった。でも、今の年齢もあるし、空気としてそこに目が行きやすくなってるのはあるんじゃないかな? とはいえ、そういうことは今始まったわけじゃなくて」

やけのはら 「それはそうですね。今歌ってるのと真逆の享楽的なものを支持する曲を作ったことはないし。ただ、歳を重ねてきた中で、自分の感じた違和感や自分の考えや自分の好きなことが整理されたのはあ りますね。元々感じてた違和感――自分が思春期になってからずっと不況で、経済も回復しないし、CD出してみたら15年前の音楽業界と全然違う、全然売れねぇ!と(笑)。自分の好きな街にチェーン店が増えてるし、社会や物事の構造がなんかおかしいなって思うことが増えて。そういう世の中の歪みや歯車の欠落みたいなものが震災以降の諸々でわかりやすく見えて、それによって自分の考えも整理されたり深まったし、そういうことを形にしたいなという意識は前より強くなってますね。そういうところは、下岡さんとシンクロしてる部分だと思うんですけど」

下岡 「そうですね。そういう共通点みたいなのは、今回のやけさんの『Sunny New Life』っていうアルバムを聴いた時は思ったな。ただ、やけさんのほうが俺よりちゃんとアカデミックにある程度理解してる気がする。ちゃんとした本を読んで理解してそうっていうか(笑)」

やけのはら 「そんなことないですよ!(笑)」
私から見ると、下岡さんもやけのはらさんも、日本のロック/ポップソングにおける歌詞の在り方を更新してる存在だと思いますよ。おふたりに共通する感覚って、今の時代に生きる私達の違和感や葛藤を上手く掬い上げてると思うし。
下岡 「そう言ってもらえると嬉しい。俺、昔はそんなに思わなかったんだけど、今はロックバンドをやってるっていう意識が凄く強いんだよね。いろんな音楽があるけど、俺はやっぱり、ロックっていうのはこういうことを歌うも のだって思ってるし」

やけのはら 「僕は自分のことをロックだと思ってるわけじゃないですけど、でも、日本語のロックを好きな人とか、日本のインディーロック好きな人とかにも聴いて欲しいなという意識は凄くありますね」
というか、なんとなく英語で歌ってるバンドもいっぱいいる中で、よっぽど日本語ロック、日本語ポップスの新たな在り方に挑戦してますよね。
やけのはら 「素晴らしい! そこ、字の大きさを3倍ぐらいにしてください(笑)」

下岡 「(笑)」

やけのはら 「そこは気づいてもらえたら嬉しいというか、日本のポップスやロックの文脈下で作ってるっていう捉え方をしてくれる人が増えたらいいなと思ってますけど。聴き方は人それぞれだから強制するもんじゃないですけど 、マーシーさんとかフィッシュマンズを好きな人、それこそアナログフィッシュを好きな人にも食い込みたいというか……だから今日の結論としては、僕をロッカーとして見てくれ、と(笑)」

下岡 「あはははははは」★

 -
NEWCLEAR
  • 2013.03.06 On Sale
  • PECF-1068 / felicity cap-167
    [CD] ¥2750

<TRACK LIST>

  • Super Structure
  • My Way
  • Good bye Girlfriend
  • 抱きしめて
  • GOLD RUSH
  • 奇跡のような日
  • I say
  • STAR
  • Watch Out (サーモスタットはいかれてる)
  • 希望
  • City of Symphony feat.やけのはら
 -
  • 2013.03.20 On Sale
  • PECF-1069 / felicity cap-168
    [CD] ¥2619

<TRACK LIST>

  • INTO THE SUNNY PLACE
  • HELTER-SKELTER
  • RELAXIN'
  • I LOVE YOU
  • SUNNY NEW DAYS
  • IMAGE part2
  • TUNING OF IMAGE
  • CITY LIGHTS
  • JUSTICE against JUSTICE
  • AIR CHECK
  • BLOW IN THE WIND
  • D.A.I.S.Y.
  • where have you been all your life?


PROFILE
Analogfishアナログフィッシュ
下岡晃(アナログフィッシュ)×やけのはら スペシャル対談

3ピースにして2ボーカル+1コーラス。唯一無比のハーモニーを響かせる希代のロックバンド。
下岡晃(G, Vo.)が問題提起する社会的なリリックと佐々木健太郎(B, Vo.)の情熱的な人間賛歌が見事に交差する楽曲群が魅力。
それを支える扇の要、斉藤州一郎(Dr, Cho.)のしなやかでファットなプレイと垢抜けたコーラスワークが高い評価を得る。
共演ミュージシャンはもとより、映画、小説、漫画等、各界クリエイターからのラブコールは止みません。

Official WEB→ analogfish.com

やけのはらYAKENOHARA
やけのはら

DJ、ラッパー、トラックメイカー。『FUJI ROCK FESTIVAL』、『METAMORPHOSE』、『KAIKOO』、『RAW LIFE』、『SENSE OF WONDER』、『ボロフェスタ』などの数々のイベントや、日本中の多数のパーティーに出演。年間100 本以上の多種多様なパーティでフロアを沸かせ、多数のミックスCD を発表している。またラッパーとしては、アルファベッツのメンバーとして2003 年にアルバム「なれのはてな」を発表したのをはじめ、曽我部恵一主宰レーベルROSE RECORDS のコンピレーションにも個人名義のラップ曲を提供。マンガ「ピューと吹く!ジャガー」ドラマCD の音楽制作、テレビ番組の楽曲制作、中村一義、メレンゲ、イルリメ、サイプレス上野とロベルト吉野などのリミックス、多数のダンスミュージック・コンピへの曲提供など、トラックメイカーとしての活動も活発に行なっている。2009 年に七尾旅人× やけのはら名義でリリースした「Rollin’ Rollin’」が話題になり、2010 年には初のラップアルバム「THIS NIGHT IS STILL YOUNG」をリリース。その後、Stones Throw15 周年記念のオフィシャルミックス「Stones Throw 15 mixed by やけのはら」を手がけ、2012 年には、サンプラー&ボーカル担当している、ハードコアパンクとディスコを合体させたバンドyounGSoundsでアルバム「more than TV」をリリース。2013年3月、新しいラップアルバム「SUNNY NEW LIFE」をリリース。

http://yakenohara.blog73.fc2.com/

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  • My Way
  • Good bye Girlfriend
  • 抱きしめて
  • GOLD RUSH
  • 奇跡のような日
  • I say
  • STAR
  • Watch Out (サーモスタットはいかれてる)
  • 希望
  • City of Symphony feat.やけのはら
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  • PECF-1069 / felicity cap-168
    [CD] ¥2619

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  • INTO THE SUNNY PLACE
  • HELTER-SKELTER
  • RELAXIN'
  • I LOVE YOU
  • SUNNY NEW DAYS
  • IMAGE part2
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  • CITY LIGHTS
  • JUSTICE against JUSTICE
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  • BLOW IN THE WIND
  • D.A.I.S.Y.
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