『POPEYE』の人気連載、ついに書籍化!やけのはら、初の書籍『文化水流探訪記』発売決定。
『POPEYE』の人気連載、ついに書籍化!
比類なき愛読家ミュージシャン・やけのはらが、今でも何かを探している人たちへ送る「文化=culture=教養」案内。
音楽家から作家、漫画家、映画監督、文化人、プロレスラーまで、過去・現在・未来をつなぐ水流をたどるカルチュアの旅。
連載のほか、厳選エッセイも収録。
DJやトラックメーカー、ラッパーなど、多様なフィールドを確かな審美眼と独自の嗅覚で渡り歩くやけのはらが、マガジンハウスの雑誌『POPEYE』で6年間連載した同タイトルのコラムを中心に、これまでに執筆したいくつかの文章、さらに書き下ろし原稿も加え、一冊にまとめた初の書籍『文化水流探訪記』を刊行する。
発行元は『ユリイカ』『現代思想』などで知られる青土社。
本書は、幼少期より“ひとり遊び”として没頭した、音楽、映画、文学…その他多くの「創作物の世界」を個別に考察することから始まった。
ただ目の前に流れる文化の水流を、決してノスタルジーに溺れることなく、その澄んだ知性とリズムを獲得した筆致によって掬い上げてゆく。
彼の琴線に触れるのは、忘れられた歴史、語られなかった出来事、もうこの世にはいない人たち。
「何百年も何千年も何万年も前から連綿と続くカルチュアの道筋。その埃を拭き、破れた地図を繋ぎ合わせ、新しいバトンを、いつかの何処かの誰かに渡すかのように。」(本文より)
とてもパーソナルな探求心から始まったこの研究成果を、“お節介の集大成”として読者の方にお届けするのが、この一冊である。
20世紀カルチャーガイドしても、「面白いもの(人)たち」リストとしてつまみ読みするのも良し。
装画は、早世したイギリスのポップ・アート作家、ポーリン・ボティが1963年に描いた「Celia Birtwell and Some of her Heroes」。
椎名誠、森達也なども手がける人気ブックデザイナーの國枝達也が装丁を担当。